日本人は「徳」を人間の内に秘められたものとして見てますが、中国人は能力つまり、「事をなす」ことと解釈されているようです。特に儒教思想では、ただ何かをしてやるとかではなくて、徳があれば、自然に治世し、社会が安定するものであると考えております。「政治を感じさせない政治が最高の政治である」と説いております。今の日本の政治は「国民のために何かをしてやる」とか「地域を活性化してやる」とか、利益誘導型政策がマニュフェストに押し付けがましく羅列してるように感じます。また政治家も「政治生命をかける」とか簡単に口にします。自分だけが良ければよいというふうに小生には聞こえます。国民も地域も権利や利益を主張する前に義務があることを忘れております。求める前に「徳ある政治家」、「徳ある国民」になることが大事なことだと思います。
今日は民主党代表選があります。菅さんか小沢さんか…。小生は「妖は徳に勝てず」という『十八史略』の言葉を判断基準においてお二人を観察してます。
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