「理想的な淡水水槽」 6.7. 水槽用クーラー

デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」

6.7. 水槽用クーラー


特に夏期において、水槽内の魚や水草にダメージを与えるレベルまで水温が上昇する場合は水槽の水を冷却する必要がある。水槽内において理想的な生物学的バランスは、変動の少ない水温と、結果としてそこから生じる酸素供給量とのつりあいによって保たれている。平均気温が27℃～30℃の熱帯の国では、水槽を維持するための構成要素としてクーラーの役割が非常に大きい。特にレストランで供される食用魚を水槽やいけすなどで維持する際に、クーラーは非常に役立っている。また熱帯の国でなくとも、ヨーロッパ原産の魚を飼育する場合に、やはりクーラーは欠かせない。

一方個人の家やマンション、あるいは近代的なホテル、レストランなど常にエアコンを使用することができ、室内が快適な温度に保たれている場所においては、必ずしも水槽に専用のクーラーを取り付ける必要はない。



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