覚書帳ブログ

とりあえず作ってみたブログなので未定です
多分ニュースやテレビ、本やアニメや漫画の感想とかになると思います

『ゴブリンスレイヤー3』蝸牛くも

2017-05-01 23:49:08 | 本等の感想
『ゴブリンスレイヤー3』 著:蝸牛くも イラスト:神奈月昇
GA文庫
2016年9月30日初版第一刷発行
発行所 SBクリエイティブ株式会社

第1章 秋に満ちる月(ハーベストムーン) 006
間章 意外と面倒くさかった女の人のお話 055
第2章 前夜祭 058
間章 今年の奉納について悩むお話 120
第3章 夢みる収穫祭 122
間章 神官長がお祭りの準備をするお話 154
第4章 大事なのは笑顔 156
間章 神さまが新しいお話(シナリオ)をつくった時のお話 200 
第5章 シナリオは覆る 202
間章 黒幕が舞台裏(マスターシーン)で調子にのるお話 231
第6章 七つの威力 233
間章 勇者さまが初手ぶっぱするお話 278
第7章 なんでもない日を祝おう 282

秋の収穫祭を舞台にした休日のデート回というか
スカイランタン(天燈)と奉納の舞といったお祭りの幻想的な風景を描きつつ
恋のさや当てをするようなラブコメの波動も感じられるお話で終わるかとも思いましたが
やはりというかそれでは済みません
楽しい祭りの後には、血と泥んこまみれのドッタンバッタン大騒ぎが待っています

死んだら終わり、それも戦闘中に単独で大けがしてもほぼ死を意味する世界なので
万全の備えをして危なげなくゴブリンを狩っていくのはわかりますが
やはり作業感が読み手としては感じられます
その点ではベトコンのトラップもどきで連中を嵌めると言うのは
そこに新味を付け足すという意味もあるのかもしれません
女神官が投石を覚えているのは、出来上がっている主役である小鬼殺し(ゴブリンスレイヤー)
にくっついているルーキーの相棒の成長描写として好ましく感じられます
百手巨人(ヘカトンケイル)の『エルフェンリート』に出てきたベクターのような矢除けの加護は
迂回して必殺という妖精弓手の強力すぎる武器を無効化する手段といった感じでしょうか

勇者一行との役割分担や
ゴブスレ達の戦いとは別の場所で大物を狩っているというのは
前作、前々作同様で
この巻ではゴブリンスレイヤーは勇者一行にそれと気づかずに出会っていました

仲間達とすっかり信頼で結ばれていて
他の冒険者とも距離が近くなっているのを見ると
小鬼殺し(ゴブリンスレイヤー)も少しずつ変わっており
祭りの屋台を冷やかしながら
彼の過去の思い出に少し触れられている場面では
彼のもっとも多用している攻撃手段の起源を想像させます


『ゴブリンスレイヤー』第1巻
http://blog.goo.ne.jp/dtktdnsnne/e/c7ed948fb81b8a306d478b3285b724ff
『ゴブリンスレイヤー2』蝸牛くも
http://blog.goo.ne.jp/dtktdnsnne/e/5fb151d461a8c509e7340e9fb0afb821
『ゴブリンスレイヤー4』蝸牛くも
http://blog.goo.ne.jp/dtktdnsnne/e/03bab6d44725307e49fe2bcf88d94e88
『ゴブリンスレイヤー5』蝸牛くも
http://blog.goo.ne.jp/dtktdnsnne/e/ae802df930092639d05a181b4fafaec1

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