研究・論文作成のためのブログ

医学部で臨床医をしつつ大学院に進学し、博士号の学位を取るまでをつづります。

疲れた。

2006年03月31日 | 日記・備忘録
今日は朝から外来のお手伝い。
4月からは静岡で働くため、今日が大学病院での外来お手伝いは最後になります。思えば長かった・・・。下積み長いなあ。


朝から5時半くらいまでお手伝いしたあと、研究室で臨床検体のリストを作る。台帳から自分の必要な症例をピックアップしてリストを作ります。
後日その検体のプレパラートを顕微鏡で見て、あと免疫染色用の切片を作ってもらい、免疫染色します。

ひとつ何か新しいデータが出るといいのですが・・・。

まる一日働いて、疲れました。


細胞診について。子宮癌検診について。

2006年03月29日 | 日記・備忘録
細胞診、という診断方法があります。患者さんの病気の部分から細胞を取り、固定し染色して、癌細胞などがないかを調べます。パパニコロウという先生が開発した染色方法を利用するので、パップテストと言ったりもします。

この細胞診はなかなか奥が深く、学んでみると結構楽しいのです。
今朝、大学のほうで月に2回ほど行われている細胞診のカンファレンス(勉強会)で、プレゼンをしました。担当の先生と打ち合わせをし、当日は実際の検体を見せながら所見を述べていきます。考えられる診断に近づくように所見を並べて、最後に診断を発表します。

細胞診には独特な表現や言い回しがあるので、それを守らないといけないのですがそれが慣れないと難しい。
初めてのプレゼンで緊張して、うまく細胞をだせないこともありスムーズには行きませんでしたが、なんとかクリアしました。

子宮癌検診には、この細胞診が利用されています。比較的簡単に出来る検査でありながら、病気の検出率が高いことから普及しました。現在でも広く行われています。
簡単な検査で癌が分かるのですから、是非とも女性の方には受けていただきたいと思います。


サンプルの整理、引き継ぎ。

2006年03月27日 | 日記・備忘録
ラボを去るにあたり、自分が今までに作ったサンプルや資料を整理しています。
今日はバッファーを捨て、プラスミドDNAを整理しました。プラスミドはマップというのを書かないといけないので、まだかかりそうです。引き継ぎは、助手の先生にすることになり、金曜日に資料を渡す予定です。

今まで使っていて、また何かの際には使うかも、と思っていたものを捨てるのは、自分に対して「お前は研究を続けるのか?」と問いかけられているようで、なんか江戸時代に行われた踏み絵のようでブルーになります。


今週号のAERA、読んで!

2006年03月27日 | 日記・備忘録
今週号のAERAが、”産科「消滅」の非常事態 ~どこで産んだらいいの?~”という題の特集記事を掲載しています。

産科をやめてしまう病院が多いこと、産科診療を続けることのハードさ、その問題点などについて書かれています。

一時期小児科医の不足がかなりマスコミで取り上げられましたが、ようやく産婦人科の危機について、マスコミが注目するようになった表れといえます。


それにしても、”ある40代産婦人科勤務医の1週間”と題した図が出ているのですが、ちょっと大げさな気がしますが、じゃあ自分に将来こういう現実が待っていないとは言えないので、複雑な心境です。
事実、私が今まで週に一回当直のお手伝いをしていた病院の中堅医師の労働時間はかなりのものでした。当直でもないのに11時過ぎまで仕事をしていることがざらのようです。

また、その特集の次のページでは、”医師100人の本音 ~福島・産婦人科医逮捕は正当か不当か~”という記事も組まれています。


アカデミックとは

2006年03月25日 | 日記・備忘録
晩ご飯を、ラボの学生さんと食べてきました。
とても優秀な学生さんで、彼と知的な話をするといつもとても楽しいのですが、今日もいろいろ彼の研究のことや研究室の問題点などを話して、楽しい時間を過ごすことができました。

そもそもアカデミックとは何なのでしょう?大学で研究するのはもちろんアカデミックでしょうけど、製薬企業で研究したってアカデミックです。Googleで研究するのもそうと言っていいでしょう。
大学にいるのに研究しないのなら辞めた方がいいし、成果が出ないのならそれも辞めた方がよい理由になると思うのです。
アカデミックはやっぱり楽しいものだし、そうありたいと思います。ただ、つらいことやうまくいかないことが多いのも現実です。そんなとき、気の合う人と一杯やるのがいいですね。つらいことをひととき忘れて、夢を語りあう。研究を続けて行く上でとても大事なことなんじゃないかと思います。



精神的にすっきりしない

2006年03月25日 | 日記・備忘録
どうもこのところ、精神的にすっきりしないです。正直、軽度の「うつ状態」ではあると思います。
異動の時期ですし、自分の異動も急遽決まったこともあり、ストレスになっているのは確かです。

今研究室の古い資料を整理(=破棄)しているのですが、「あーこんなデータもあったなあ」とか「そういえばこんな論文もあったなあ、読むかなこれ」とか思いながら整理してると、今までの自分の仕事ぶりがいかにいい加減であったかを痛感してしまうわけです。

人間、楽しいこともあれば嫌なこともあります。
嫌なこと、苦しいことがあったときにどのような反応を示すか、またどのような行動を取るかっていうのは人それぞれじゃないですか。それが個性でもあり。
深く考えないようにすればいいんでしょうけど、いろいろと考えていると、うつっぽくなってくるんですよね。そういう思考回路って、なんというか、どうしようもない部分もあるように思うんですが、どうなんでしょうね。


送別会

2006年03月23日 | 日記・備忘録
4年間籍を置いた研究室で、本日送別会が行われました。
今回私も大学院の終了にともない、研究室を出るため「送られる」人でした。

教授から祝杯のシャンパンを注いでいただき、「おめでとう」と言ってもらえたときには本当に嬉しかったです。


記念品で万年筆と花束までいただき、特に万年筆はDrコース卒業の人だけがもらえるというもので、感激ひとしおでした!一生大事にしていきたいと思いました。



私が所属していた研究室はある大学の基礎研究室で、大学院の学生さんがたくさんいるところです。医師で研究に来ているのは私だけでした。そんな特殊な状況ではありましたが、すばらしい能力の学生さんやポスドクに出会うことができ、私は本当に幸せでした。

研究はひと段落してこれから臨床に戻りますが、終わってみればこの4年間、いじけながらも今の研究室に歯を食いしばって残ってよかったと、思えます。

まあ何しろ、論文を出すことができたことについて教授が評価してくれているのが本当に自分にとっては救いというか、よかったことだったと思います。

教授にネクタイの贈り物をしたのですが、喜んでもらえたかな。


体調がすぐれない

2006年03月20日 | 日記・備忘録
先週の火曜日に熱を出し、水、木とお休みせざるを得なかったのですが、その風邪が尾をひいていまだに体調がすぐれません。
口内炎、口唇ヘルペスと出るものはきちんと出て、口内炎がやっと治りヘルペスがかさぶたになったところです。ヘルペスは違和感が続くのがいやですね。かさぶたがとれる時の痛みも。
今は咽の痛みがひどくて人と話をするのもおっくう。痰と咳もともなっています。くしゃみは花粉症??

は~、こんなことブログに書いても何にもならないのだけど。
しんどい。

ヤフーの情報誌

2006年03月19日 | 日記・備忘録
Yahoo!Japanが発行している情報誌があります。今まで、あるのは知っていたのですが買う機会はありませんでした。
ちょうど興味ある内容の特集があったので、この週末の当直の時にでも読もうと思って買いました。で、パラパラと読んでみると、かなり使える情報が満載。ネットの使い方が変わるんじゃないかと思うくらいです。
一方で、新商品のレビューとかはそれほど詳しくない。まあふだんカメラとかパソコンのの専門誌などをみてるから比較するのが間違いかもしれませんが。

一冊790円と、この手の雑誌としてはちょっと高く感じますが、それに見合うものだと思いました。


引っ越し完了。

2006年03月18日 | 日記・備忘録
静岡への引っ越しを終えました。
昨日引っ越しだったのですが、やはり三人家族となるとそれなりに荷物多くて、大変でした。といっても大変だったのは引っ越しやさんだったかも。
今回、神奈川を本拠にしているyoursというあまり知られていない?引っ越し業者を利用したのですが、感想は、正直言っていまいち!でした。以前二度ほどサカイを利用したのですが、仕事ぶりがぜんぜん違います。
まあものを運んでもらえばそれでいいのですが、サカイのほうがプロとしての仕事ぶりをみせてくれました。
yoursさん、もっと努力しましょう。

4月からの外来日がさっそく決まりました。
月曜日 午後 産科外来
水曜日 午前 初診
木曜日 午前 再診

私がお世話になろうと思っている先生は火曜日にオペを組むことが多いそうなので、火曜日はオペに入れてもらえそうです。
さらに研究日もこま切れながらもらえる予定。それはまだ検討中です。