GUINNESS BOOK

英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

大人の醸造見学ツアー … ヤッホーブルーイング (佐久市)

2012-09-09 | 日本のビールイベント
よなよなエールのヤッホーブルーイングが夏限定で開催している大人の醸造見学ツアーに行って来ました。

工業団地の一角にある、ヤッホーブルーイングの工場。
地ビールとしては大きな工場だと思います。
福岡のコンビニでも普通に見かけるだけの流通量を考えると、これでも小さいように見えてきます。


ヤッホーブルーイング

ロビーには、醸造所の実績を示す数々のメダル。


ヤッホーブルーイング

まずはビールに関するレクチャー。
麦芽やホップは実際に手にとって、味や香りを確かめることが出来ます。
カスケードホップの香りが爽やかでした。


ヤッホーブルーイング

見学ルートではなく、実際の醸造現場に入っていきます。
ゴム長をを履いて、頭には食品工場のような髪を覆うキャップ。
イヤリングなど、落とす可能性のあるものは外すよう指示もありました。
こういうのも楽しいですね。


ヤッホーブルーイング

工事現場のような鉄の階段を登り、麦汁を造る釜へ。
釜はビルの1F部分まで続く、大きく深いものでした。
麦汁を造る際に発生する麦芽かすは、肥料として近所の農家に寄付されているそうです。
お礼に、麦芽で育った野菜を頂いたりするそうですが。それも美味しそう。


ヤッホーブルーイング

造られた麦汁。
ホップが入る前なので、甘みがあって柔らかい味。
この後も、工程別に、何度か味見をさせてもらいました。


ヤッホーブルーイング

続いて醸造タンク、貯蔵タンクのある部屋へ。
大きなタンクは1つ10klだそうです。


ヤッホーブルーイング

ここは寒いくらいに冷房が効いています。
タンクを覆うジャケットには水滴が。
ここでは醸造中の、泡立つビールも見せてもらいました。


ヤッホーブルーイング

出来上がったよなよなエール。
ろ過する前のよなよなは、ここでしか飲めません。
少し濁っていて、普通の製品より少し柔らかく感じました。


ヤッホーブルーイング

製缶ライン。
ラインは動いていませんでしたが、ビールが入る前の缶が面白い。
缶のフタが少し飛び出していますが、この部分を巻き込んで締めていきます。
最近登場した、“よなよなリアルエール”缶は少量生産なので、手で締めているそうです。


ヤッホーブルーイング

工場設備を出て、いよいよ試飲…の前に、よなよなの仕込み水。
佐久の水道水だそうですが、ここの水道水はほぼ浅間山の湧水。
硬度は200もあり、ペールエールの仕込に適しているそうです。


ヤッホーブルーイング

ヤッホーブルーイングの製品全部を試飲させてもらいました。
目玉はバーレーワイン“ハレの日仙人”と、この無濾過版よなよなエール。
製品版もリアルエールではなく、むしろレアな通常の樽詰め。
少し柔らかさのある無濾過版に比べ、製品版は香りもしっかりしてシャープでした。


ヤッホーブルーイング

オマケに、気に入ったもの(バーレーワインと無濾過以外)をハーフパイントで頂けます。
“軽井沢高原ビール ナショナルトラスト”は“東京ブラック”と同じものですが、こちらもリアルエールでない樽詰めは珍しい。
これもキリっと冷えて、口に残るロースト感が美味しかったです。
スタイルに合わせた適温云々は置いといて、やっぱり夏はきちんと冷えたビールがいいですね。


スタッフの皆さんもフレンドリーで、とても楽しい見学でした。
これで900円はお得だと思います。
今年は全て満席になってしまいましたが、また機会があったら遊びに行ってみたいですね。




電車の場合は、しなの鉄道 御代田駅からタクシー。
駅前のタクシーも「ヤッホーブルーイング」で通じました。
見学料に比べるとタクシー代が高いのは残念ですが、松葉タクシーの運転手さんがとても面白かったので、ちょっと得した気分でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿