がんばれっ、ばんえい!

北海道文化遺産の「ばんえい競馬」を応援しましょう。
あたる馬券を公開予想しますので、参考にしてください。

キンタローの思い出

2012-09-26 20:21:54 | Weblog
マサカリかついだ金太郎~クマにまたがりお馬の稽古・・・・
まさに金太郎が馬名の由来です。

キンタローは、ばんえい競馬では有名な「2世ロッシーニ」という種牡馬の子供です。
2世ロッシーニ記念というレースがあるくらいですから推して知るべしです。

キンタローは、3,4歳のときは、大した勝ち鞍も上げられず、鳴かず飛ばずの馬でした。
5歳で初めて重勝を制し、6歳で岩見沢記念を、7歳で本格化し旭王冠賞(現在の旭川記念)、農林水産大臣賞典(現在のばんえい記念)を勝ちました。

8歳のときは、農林水産大臣勝典は逃しましたが、二つの重勝レース(旭シルバーカップとオナシス記念)を勝って、9歳を迎えました。
このときがキンタローの最盛期で、シルバーカップ、岩見沢記念、農林水産大臣賞典を制しました。

当時は、10歳で現役引退でした。
この年も、大臣賞典を2年連続で制し、ばんえい競馬史上、初めての1億円馬となりました。
12月7日に1トンを引いて、12月14日に蛍の光賞という引退場だけのレースに出てきました。
最軽量馬が800キロでしたが、彼は、何と870キロでした。
陣営は、あまりのハンデ差のため出走回避も考えたそうですが、出走してきました。

ファンは、いくらなんでも1トンを引いて、1週間たらずで870キロはきついのではと、人気も下がっていました。

ところが2着馬を1秒以上も差をつけての楽勝でした。
当時の場外発売所は、旭川、岩見沢、帯広競馬場の3か所で、映像はなく音声のみの実況放送でした。

馬券の種類も、単勝式、複勝式、枠番連勝式の3種類しかありませんでした。

配当も、5000円以上ついたと記憶しています。
もちろん、私は、キンタローは絶対、来ないと思ってバッサリ切って捨てました。
でも、強い馬は、いくら重さを課されても「強い」ということを学んだレースでもありました。

だから、ばんえいは、面白いのです。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする