次作の製作に入ります。再度設計を確認すると、お客様との打ち合わせ段階で調整できていなかったところを発見。
簡単な事なのですが、確認を取らなければ作業にもかかれず・・
日中は連絡の取れないお客さまなので、作業は中断。久しぶりの空き時間なので温泉にいきます。
いえ、行きません。
自動鉋の刃を交換します。
ここからは、業界的内容です。一般の方は絶対に読まないで下さい、後悔します。
1 刃3枚交換
2 交換後の鉋刃(鉋胴)と常磐の高さ調整
3 チップブレーカー 前後ローラー Pバー の高さ調整
と書けば簡単ですが、年に何度かしかやらないので半日はかかります。調整を考えている時間が半分くらいなので、完全に把握できていれば述べ作業時間は1時間くらいに出来るかもしれませんが、できません。
やったことのある方ならわかると思いますが、3の作業からはマニュアルは通用しません。よくわからずに、教科書どおりの調整などしていると、ぼこぼこの板を削りだす機械になります。
自動鉋は桑原製です。その特徴は鉋胴軸受け部がオイルバス方式。
写真中、見えにくい小窓がオイルタンク部です。この中にオイルバス・油のお風呂があって、そこに鉋軸を浮かせクルクルと回しているらしいです。
刃の交換とあわせて、お風呂の湯(油)も交換します。サラダ油で良いと思いますが、念のためメーカー推奨の高価な専用オイルを入れてます。
機械好きの方はこのような機械調整に興味を抱かれると思いますが、仕事として必要に迫られ行う機械調整は面倒なものです。
九州の言葉で言うなら自動鉋の刃物交換は「しゃーしか~」。
一見、技術情報のような内容ですが、大事な事は何も書けませんでした。真面目に読んでくださった業界の方、すみません。
一般の方はやはり後悔しました。
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