DISCO赤シャツ

ディスコ&クラブDJ歴43年、DJ松本みつぐ(RED MONSTER)のディスコな赤シャツNOTE

ホワイト・ホース・・・?

2008-10-20 02:32:41 | Weblog
かなり前になりますが、次のような質問を“とたけけ”さんからいただきました。
「アーティストの名前が判らなくて… 曲のサビに『ホワイトホース』と
 聞こえてました。」
この曲は、Laid Backの「White Horse」(1983年)ではないかな思いますが
皆さん、如何でしょうか?
アメリカはSIREレーベルで日本では当時、ワーナー・パイオニアから発売。
六本木界隈ではダズバンドの「LET IT WHIP」とともに、かなりの人気曲でした。84年に六本木のザ・リージェンシーでDJしてる頃、よくかけましたね…。
しかし、確かに、この曲は現在、コンピ収録しにくいかも…。
しかも、まだ日本ではワーナーが原盤権利を持っているのかな?
“とたけけ”さん、返答が遅れて申し訳ない!

最新愛読書「黒く踊れ!」

2008-10-19 21:32:14 | Weblog
最近、読んだ中でお気に入りの一冊は「黒く踊れ!」(銀河出版)です。
黒人音楽、ダンス、ディスコ、ゴーゴー・クラブに興味のある方に御勧め!
著者の江守さん一般的には、70年代のディスコ・ヒット曲である
「愛がすべて」(スタイリスティックス)、「バンプ」(コモドアーズ)
「セクシー・バス・ストップ」(オリエンタル・エキスプレス)の
シングル・レコードの表ジャケットのイラストで御馴染みの人。
当時は“エモリAI”と表記してます。
ディスコ&ダンス業界では、故ニック岡井氏&故ドン勝本氏と並ぶ超VIP。
この業界に多大なる貢献を残した“エモリAI”の名を知らない者はいない!
私がエモリさんに最初に会ったのは1976年、新宿クレイジー・ホースでした。
わざわざエモリさんの方から会いに来てました!
DJ“赤シャツみつぐ”という文字を最初に雑誌に掲載してくれたのは
エモリさんでした。当時、エモリさんが発刊してた
ディスコ専門誌「ギャングスター」にDJ人気投票のコーナーがありました。
どういう訳か、そこで私“赤シャツみつぐ”は1位になってしまった!
この時、エモリさんが私の名前をギャングスターに掲載してくれたお陰で
後に、各レコード会社&各音楽業界が“赤シャツみつぐ”に
興味を示してくれたのです! この時、エモリさんが“赤シャツみつぐ”という
奇妙なDJネームに興味を示してくれなかったら、
私“松本みつぐ”は今日までDJを続けていなかったと思う。
(多分、大学卒業を機会に別の人生を選択していたと思う…。)

この本は今年、還暦を迎えた江守氏の自伝エッセイ書です。
彼が黒人音楽、ダンス、踊り場に興味を持った10代の頃から
現在までの生き様を自ら記した本です。
特に60年代~73年頃までの部分は当時の日米の社会的背景を絡めて
書いてあるので若い人達が呼んでも、とても理解しやすいはず。
個人的には60年代終盤、新宿歌舞伎町のゴーゴー・クラブ“サンダーバード”で
エモリ氏が当時、超不良だったドン勝本氏に初めて会った時の本音話が面白かった!
そして、このサンダーバード店内の壁画にはエモリ氏も制作スタッフの
一員として参加していた事実を初めて知る。
懐かしい名前、御馴染みの有名ダンサーの名前が続々と紙面を賑せる。

読んでいて懐かしいし、新発見もあり、とにかく楽しい!
それだけに本終盤の勝本さんの癌手術後話は強烈!
勝本さんの依頼で2人だけで医師から勝本さんの術後の説明を聴いたという。
その時、医師から癌転移を初めて宣告され、勝本さんが落ち込み、
江守さんが動揺してる部分以後は涙がとまらない。