校長室日記(グァテマラ日本人学校in中米)

校長が見た①グァテマラ日本人学校の様子 ②教育情勢などを随時お届けいたします。

グアテマラの事が日本で放送中!~その4~

2017年01月21日 | グアテマラ事情
今週は「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのタカラモノ」というラジオ番組で楽しませてもらいました。番組の中で…たった数分なのですが、ソロラ県にお住まいの白石光代さんがグアテマラのことを話されるのが待ち遠しくて、あっという間に1週間が過ぎました。
 彼女がこの週に話題にされたのは、月曜日から順に…“家族”を大切にするグアテマラの人 誇り高き鳥“ケツアール” アフリカからやって来た伝統楽器“マリンバ” 主食は“トルテイーヤ” 社交の場でもあるみんなの“メルカド”。 
 あと1週間続く白石さんのトーク…。来週はどんなお話が登場するか…? 次は…“ウイピル”かな? 今からとても楽しみです。


【マリンバ】
今日の話題はグアテマラで生まれたと言われる楽器、「マリンバ」。
16世紀、スペイン人によって連れてこられたアフリカの人々が、
アイデアを持ち寄って、楽器を作りました。
それが、時間をかけて、いまでは、世界的に普及しています。
グアテマラには大統領お抱えのマリンバ演奏者もいまして、
それだけでなく、どんな小さな村にも、必ず、マリンバ奏者がいて、
お祝いには欠かせない存在です。
ゆったりとした音色に合わせて仲良く踊るお年寄りたちの愛らしさ。
それを見守る家族たちのあたたかさ。
マリンバの音色と共にいつまでも続いてほしいと思いますね。


【トルティーヤ】
 グアテマラの主食は、トウモロコシです。
とくに、トウモロコシの粉から作ったトルティーヤを食べています。
地方では、自分の畑で、トウモロコシを育てています。
女性たちがみんなで、
パチパチ、パチパチと粉を伸ばしてトルティーヤにしていきます。
子どものものは、小さくていびつ。
でも、お母さんやお姉さんを見ながら上手になっていくんですね。
男性は10枚近く、女性でも5枚は食べるので、
大家族だと、かなりの量になります。
けれども、それが、当たり前。
焼きたてのトルティーヤは、ほんとうに美味しいんですね。
けっして物質的に豊かではないけれど、家族が集まって笑いが絶えません。
若者はアメリカで働きたいと言いますが、
けれど、身近な暮らしに、大切なものがあるんですよね。


【メルカード(市場)】
  グアテマラに暮らす方々、家には、冷蔵庫がない家庭もたくさんあります。
買い物は市場に行きます。
一番のお目当ては、村のお母さんたちが持ち寄る、
取り立ての野菜やたまごや果物です。
値段はあって無いようなもので、
欲しいものがあったら、まずは交渉しなければいけません。
そして、家から外に出る機会の少ない女性たちにとって、
市場は、貴重な交流の場でもあるんですね。
大型のスーパーやモールが急増しても、
グアテマラの買い物の中心が市場である理由なのかもしれません。
欲しいものを欲しい量だけ買う。
余計なゴミも出ず、結果的にエコな暮らしなんですよ。

 以上、3回目(水)~5回目(金)の放送より〔1月21日〕


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