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地球の自転速度の計測時間短縮に成功、GPSを利用した位置情報の精度が向上する見込みに

2008年03月20日 19時19分25秒 | ケータイ・PHS
皆さんこんばんは。

 INTERNETWatchによると、情報通信研究機構(NICT)と国土地理院が3月19日、地球の自転速度を観測終了後3分25秒で計測することに成功したと発表した模様です。


 具体的には今までは日本のつくばと鹿嶋、スウェーデンのオンサラにある観測所にてVLBI(超長基線電波干渉法)を使い測定したデータを解析局へ送るのに空輸でも3~5日、ネットワーク経由で送信する場合でも数時間~3日程度の時間を要していましたが、今回測定したデータを転送し、観測中にもデータ処理を行うことで今回大幅な時間短縮を実現した模様です。


 今回、自転速度の計測が短縮されたことで、GPSを利用して位置情報を割り出す基本データの一つとなっている、人工衛星の軌道予測精度が従来の1メートル前後から10センチメートル以内に向上する見込みで、これにより我々がカーナビや携帯電話などで利用している位置情報の精度が向上する可能性がある模様です。


 個人的にはGPSは運営している米国の判断により、故意に精度を低下させる可能性があることを考えると、必ずしも精度が向上するわけではないことも考慮する必要があると思います。


関連リンク
地球の自転速度をほぼリアルタイムに計測、GPSの精度向上などに見込み(INTERNETWatch)

世界最速、地球の自転をほぼリアルタイムに計測 -宇宙空間における地球の位置決定の精度向上に貢献(情報通信研究機構)

GPS(グローバル・ポジショニング・システム)(ウィキペディア)

GPS入門/第13回 各衛星ごとに生じうるGPSの誤差(まぐまぐ!)




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