「 洋服をつくって欲しい 」と預かった布を手に取る前に、
試作にはちょうどいい布が出てきました。
母から譲り受けた布の中から、薄手の白いリネン。
90cm幅で3mほどありました。
ざっくりとした布ですが、適度な張りとシャリ感があります。
経年で折り目が黄色くなっていたのを、ダメモトで洗濯(漂白)してみたら、
すっかり抜けるような白が戻ってきたので、よし、まずはこれで作ってみよう。
結構透けるので、重ね着アイテムにするとしても、
ただのワンピースやスカートではイメージが湧かなくて、
じゃあ作るとしたら、オーバーブラウスのようなシャツか、
ギャザーを入れたペチコート......?
考えた末、年齢を問わず、3シーズン季節を問わず、
何かと重宝するであろう、たっぷりめのオーバーブラウスにしてみました。
パターンは“nani IRO”のリネンスモックシャツ。
ほぼ直線立ちで、作り方も至極簡単です。
1枚目の写真では衿を立ててみましたが、パターンから言っても、
本来はこのように衿を抜いて着るのでしょうね。
前見頃、後ろ身頃ともにギャザーが入っています。
この、ギャザーを寄せ、衿を作り付けるところが一番楽しかった。
衿なんて、数える程しか作ったことがないけど(!)、
何しろ簡単だし、布のニュアンスで随分と助けられています。
ギャザーだって、ちょっとくらい片寄ったって気にしなーい。(*^ー゜)v
nani IROのレシピでは、そのままで衿を仕立てていましたが、
私は立てて表情を付けられるようにしたかったので、
表・裏衿ともに、薄手の接着芯を張ってみました。
前立てには2.5cm幅のサテンリボンを。ボタンはなしです。
これも、レシピでは共布で耳を利用して作るようになっていましたが、
それではちょっとカサカサ、乾燥し過ぎなような気がして、
適度な光沢ラインで少し女らしい雰囲気にしました。
脇には、菱形のマチが入るデザインです。
工程はひとつ増えますが、全て直線ですので面倒はないですよ。
裾も袖口も、5mmの三つ折で軽く仕上げてあります。
ちょっとした分量やディテールで、雰囲気って変わるなぁ。
簡単な洋服であっても、こうしてつくっていく度に、
細かい処理の仕方や綺麗に仕上げるコツを、
専門的に勉強してみたいなぁと思います。
私の知らないことがいっぱいある。本にも書いてない。
さて、このシャツは自分で着てもいいけど、母にあげようかな。
母の日のプレゼント......?
最新の画像[もっと見る]
- 刺繍のブローチ 8年前
- 刺繍のブローチ 8年前
- 刺繍のブローチ 8年前
- 花文字刺繍 ピンク&ブルー 8年前
- 花文字刺繍 ピンク&ブルー 8年前
- 花文字刺繍 ピンク&ブルー 8年前
- 花文字刺繍 ピンク&ブルー 8年前
- 花文字刺繍 8年前
- 指、大丈夫です。ギター、すごいです。 8年前
- 新しいものの話 8年前
とても気に入りました(^^)
自分で作ると、手の長さなども調整して作れるのでいいですよね♪
また、作りまーす。
一度作ると、今度はああしようこうしようと、
調整したい部分も出てきました。
このパターンなら、手縫いでも充分出来そうですよ...?
いつも、遊びにこらせてもらってますが、(見てるだけですみません)
お料理から編物・縫物といつもすっごいなぁと思っています!お友達も期待しちゃいますね!
着てみてもとてもいい感じだったので、満足しています。
図書館でも新刊の洋裁本が気になって、せっせと型紙を写しております。(笑)