dessin letters

デザイン系デッサンクラスの課外授業的なブログ

水彩絵の具 色の話② 色彩のコントラスト

2017-09-19 23:48:22 | 日記
前略、

芸術の秋到来!かと思いきや真夏の様な気温となったりと揺さぶられ続けておりますが、体調管理は大丈夫でしょうか?

電車内の冷房強すぎません?40歳ともなるとすぐ身体にこたえてしまうようになりました。。

さて、色のお話②です。

前回は色環と同系色、補色について説明しましたが、今回はコントラスト=明度についてお話したいと思います。

もう一度色環を見て下さい↓


色環には虹のスペクトルのように原色(最も純度の高い色)が並んでいます。

授業の一番初めに鉛筆デッサンでグレースケールを作りましたが覚えていますか?


グレースケールは黒〜白の無彩色の明度コントラストの段階でしたね。

今回は原色の明度についてのお話です!!

普段あまり意識していないかと思いますが、色にも明度があります。当たり前のことですが、本当に意識したことありますか?
勿論デザイン課題などで実際に色を使うことがあるかと思いますので自然と考えて使っているとは思います。

では、ここで一つ問題です。
「赤」って明るいですか?暗いですか?



赤のイメージとしては、薔薇🌹口紅💋トマト🍅など沢山ありますが、結構派手なので「明るい」印象もありますし、反対にワインや血のイメージとしてダークでおどろおどろしい「暗い」印象となることもあるかもしれません。





色は場合によってイメージが大きく変わりますし、明るさも隣り合うものとの比較で相対的に見えかたが変わりますが、、

それでは原色の明度とグレースケールの比較を見て下さい↓


いかがですか?
「赤」は案外「暗い」んだと思った人も多いのではないでしょうか?
派手な色ですしイメージとしては暗い感じがしないので結構意外ではありませんか?

色に対する感覚は個人差がかなり大きいと思いますが、グレースケールに置き換えるとこのような結果になるのです。

デッサンの時にもお教えしましたが、明度を見る時は目を細めて見るようにして下さい。上の2つ色環も目を細めて左右比較して見るとよく分かると思いますよ。

◉原色では黄色が1番明るく青紫色が最も暗いということです。

基本ですが、意外とはっきり意識されていません!!

①色環の順番
②補色の組み合わせ
③原色の明度

必ず空で思い出せるようにして下さい!!

オレンジ色の補色は?紫色の補色は?青緑の補色は?緑の隣は?黄緑の明度はどのくらい?
すぐ思い出せないと駄目ですよ〜


デザインでは強いて原色を選んで使用する機会も多いと思います。その際に色(特に原色)には「彩り(色の種類)」と「明度」の両面があることを考えて使ってみて下さい。

詳しくはまた次回にでもᕦ(ò_óˇ)ᕤ

草々

ps 木曜ドローイング振替授業します。用紙サイズはB4→B3に変更サイズアップです!!