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ゲーム音楽作曲家 Jeremy Soule

2006年10月14日 23時23分00秒 | Game Music
MTV Video Music AwardsでBest Video Game Scoreを受賞し
BAFTAでもOriginal Scoreにノミネートされた
The ElderScrolls IV: Oblivionの作曲家、Jeremy Soule氏について。


VMAのエントリでも少し触れた通り、Jeremy Soule氏は
Dungeon Siege、Guildwars、Neverwinter Nightsや
ハリーポッター、スターウォーズなどの版権物、
最近ではPreyといった有名ゲームを数多く手がけ、
VideoGames LivePLAY!にも参加している、人気作曲家なのですが
実は、彼の作曲家デビュー作はスクウェアのRPGだったりします。
IMDB : Jeremy Soule


そのRPGとは、1994年にスーパーNES向けに発売された『Secret of Evermore
http://en.wikipedia.org/wiki/Secret_of_evermore

このゲームは、当時のスクウェア北米スタッフにより制作され
スクウェアのRPGでありながら、日本未発売というレアな作品。*1
発売当時は、結構な人気作だったようで、アメリカではサウンドトラックも発売されています。
http://www.rpgfan.com/soundtracks/soe/



更に興味深いのが、このSoule氏、プロとして活躍する作曲家にも関わらず
OverClocked ReMixにファイナルファンタジーVIのRemixを投稿しています。
Final Fantasy 6 'Squaresoft Variation'
http://www.ocremix.org/remix/OCR01130/

投稿の際のコメントによると、このRemixは、
植松伸夫氏とOCR代表のdjpretzelへの敬意を表わしたものだそうです
洋ゲーの売れっ子作曲家が植松チルドレンだったとは
日本のゲーム音楽好きとして、誇らしい気持ちになります。





*1
海外では聖剣伝説3が発売されず、このゲームが、聖剣伝説2(Secret of Mana)の
続編風のタイトル名で発売されました。今でも海外の聖剣伝説ファンサイトを回ると
『Secret of Mana』と『Secret of Evermore』が並んで紹介されてたりします。

Secret of Evermore発売当時のスクウェア北米支社を取り巻く状況などは
Chris Kohlerさんが著した『POWER + UP』という本に詳しいです。


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