OYAMA CROSSROAD BLUES

mimi-tab.社長の妄想迷走奔走日記

企業の心-パイオニア社からの最終回答-

2011-08-24 10:42:19 | Pioneer
5月末に綾戸智恵「PRAYER」のプルーフ(検聴盤)をチェックしてから3ヶ月。発売日もとうに過ぎてしまいましたが、パイオニアさまより回答をいただきましたのでここでまとめます。

曲間を再生しないSACDプレイヤー(ユニバーサルプレイヤー/Pioneer DV-800AV)に関して

何故SACDの曲間を再生しないのか?

そのような仕様となるLSIを選択したためである。

何故曲間を再生しないLSIを選択したのか?

SACDの規格基準書(スカーレットブック)に1秒以上のポーズタイム(いわゆる曲間)を再生するようにといった記載がないので、1秒以上のポーズタイム(いわゆる曲間)に関しては再生しないこととした。ポーズタイムの再生に関してはスカーレットブックに記載、指示のないことなので規格は満たしていると認識している。

CDでは曲間を再生してSCADでは再生しない。何故違う仕様になっているのか。

CDとSACDの再生状況が違うことに関してはそれぞれ規格を満たしているので、特に問題があるとは認識していない。

SACDの曲間を再生しないことに関してマニュアル等に記載がないのはなぜか?

SACDの再生状況(曲間を再生しない)ことに関してマニュアル等に特に記載がないのはスペースなどの都合によりすべての情報が載せられるためではないためである。Webなどに関しても同様である。

SACDに関して正常な再生をしないのにロゴを表示して売っているのはなぜか?

1秒以上のポーズタイム(いわゆる曲間)を再生しない機器にSACDのロゴを表示しているのは規格基準書を満たしているので問題はない。

現在も販売されているPioneer DV-610AVに関して、そちら様は”おそらくSACDの曲間は再生しない”とおっしゃいました。その後確認はされましたか?

(DV-800AVと)同様であるとの報告が上がっております。


御社ではSACDプレイヤーも出されていますが、そちらも同じ仕様ですか?

SACD専用機に関しましては再生するものと思われます。


残念な結果でした。
コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カリフォルニアワインに溺れた | トップ | 東日本大震災復興支援チャリ... »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
突っ込みどころ満載 (さっく)
2011-09-03 11:18:47
もしもパイオニアが言っている
「そのような仕様となるLSIを選択したためである。」
というのが本当に正しい原因であるならば、
パイオニアのユニバーサル・プレーヤーに搭載されている
バーブラウン社製のD/Aコンバーター"PCM1796"を採用している
機種は、メーカー問わずに同様の現象が出るということです。

下記のWEBサイトで、テキサス・インスツルメンツが出している
PCM1796の英文の仕様書が閲覧できます。
この文中のDSD関連の箇所を熟読すれば、
一体どこに欠陥があるのか解明できるかもしれませんね。
http://html.alldatasheet.jp/html-pdf/93045/BURR-BROWN/PCM1796/501/1/PCM1796.html

「SACD専用機に関しましては再生するものと思われます。」
というコメントは、消費者を舐めてるというか苦笑せざるをえません。
SACDの規格基準書に載ってないのだから再生不可は絶対に正しいのだ!
と繰り返し明言してるんだから、
だったらSACD専用機もわざわざ再生できないようにするのが筋では?と。
たまたま再生可能なD/Aコンバーターを採用してたからたまたま再生できてるのか、
或いは、そっちを再生不可にするとマニアに叩かれまくるからそれは避けたのか…?
それとも、
せめてものリップサービスで最後に突っ込みどころ満載のオチをつけてくれたのか?

「スペースなどの都合によりすべての情報が載せられるためではないためである。
Webなどに関しても同様である。」
って、一体WEBのどこに「スペースの都合」があるのやら…
一流企業のコメントとは到底思えませんわ。
返信する
解説書発見 (さっく)
2011-09-03 12:26:11
日本テキサスインスツルメンツ株式会社作成の
PCM1792Aに関する解説書も見つけました。
http://www.tij.co.jp/jp/lit/ml/jajt042/jajt042.pdf
SACDの曲間再生については何も書いてませんねぇ…
返信する
切り口を変えてみる (さっく)
2011-09-03 12:34:02
この際、パイオニアの回答を提示して、
日本テキサスインスツルメンツ株式会社に
質問してみるというのはどうでしょう?
http://focus.tij.co.jp/jp/general/docs/contact.tsp
返信する
締めの一言 (さっく)
2011-09-04 09:55:46
ド素人のワタシが言うのも何ですが、メーカー問わず
ユニバーサル・プレーヤーと内部の制御系LSIの開発に
携わる方々には、一度下記のサイトの内容に目を通して、
モノ造りって一体何が大事なのか再考して頂きたいたいところです。

超入門!プロを目指すアマチュアのための
音楽業界のしくみ 第3章 CDが出来るまで
3-1 マスタリングとミックスダウン
■意外と気がつきにくい、曲間での演出
http://www.musicable.net/seminor/business/3-01.htm
返信する
ダメ押しで… (さっく)
2011-09-04 11:41:11
どうも納得がいかなかったので、自分のDV-610AVの蓋を開けて
内部のLSIの型番を調べてみたところ、制御系のLSIは
D/AコンバータのPCM1796ではなくて、台湾メディアテック社製の
統合プロセッサMT1389EXEであることがわかりました。
http://www.mtk.com.tw/en/product/info.php?sn=32
http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/index.php/2008/12/05/sony-sacd%E6%96%B0%E8%A3%BD%E5%93%81/
このLSIチップの制御系コマンドそのものに問題があるのか、
はたまたパイオニアが意図的にSACDの1秒以上のポーズタイムを
検知したらスキップさせるようにプログラムを組んでいるのかは
実際に制御系のプログラムを解析してみたければわかりませんが。
ファームウェアをダウンロードしてアセンブラから逆コンパイル
させればそれも可能なのかもしれませんが、正直もうそこまでする
気力は残っていないというか…
返信する
色々ありがとうございます。 (dejonge)
2011-09-05 11:02:53
さっくさん、色々情報をありがとうございます。どれも貴重な情報です。しかし、私もさっくさん同様この件に関しては疲れてしまいました。というか呆れ果てました。先日読んだ佐藤優さんの本の中にこのようなことが書いてありました。

ここは熱帯です。大きな動物がいます。足はこんなに大きて、皮膚はザラザラしています。ちょっと毛も生えていて細い尻尾もついています。この動物は何でしょう?

たいがいは”象”と答えますが正解は”犀”。鼻がどうなっているか、訊かなかったお前が悪い。ポイントは発言者は嘘をついていないこと。きちんと質問して行かないと正解にはたどり着けない。

若干の意味合いは違うのですがこれと同じ事かなと。SACDには規格があるんだと。そこには曲間の再生に関する記載はないんだと。だから、買う際にはそれがきちんと再生されるか訊かないといけないんだと。

いやはや。。。。
返信する
本丸に直訴 (さっく)
2011-09-06 01:57:21
社団法人日本レコード協会 情報・技術委員会に、
再生機のメーカーサイドでこういうことが許されて本当に問題無いのか問い合わせる、
というのもアリかもしれませんねぇ。
SACD表示検討ワーキングチームのメンバーだった方々に
レッドブックにはあったらしい(?)ギャップタイムの記載を
何でわざわざスカーレット・ブックでは削ってしまったのか?
その真の理由を質問してみるとか。
http://www.riaj.or.jp/issue/ris/pdf/ris_sacd.pdf
返信する
Unknown (dejonge)
2011-09-06 09:56:09
レッドブックには記載があったのですか。それは知らなかったですね。
これからはわかりませんが、アナログ盤時代の作品から音楽を聴いてきた人は当然曲間に対しても当然あるものという意識で作品を作っていると思うのですよ。この並びでこの曲の次に次曲が来てあまりすぐに再生を始めてしまうと前の印象が残ったままになってイントロの頭がもったいないなとか。逆に短くしてパキッと印象を変えるとか。それはアルバムを通しで聴いてくれる人たちを想定してやっていることが多いです。デジタルになってPCやipodなどのDAPで聴くようになって通しで聞く人も少なくなっているのでしょうが、それにしても作っている側のそうした意図を勝手に無視した再生機を”ルールブックに書いてないから”という理由で(たぶん本当の理由はコストだろうけれど)売るっていう姿勢には本当にがっかりしました。しかも、実は過去に問い合わせがあったにもかかわらず、それを隠して時間ばかりかけてうやむやにしようとする姿勢には企業モラルに疑いを持ちました。
本当はそういう姿勢に対して企業トップがどういう感想を持つのかを訊いてみたいところです。企業トップが目を通しそうな日経ビジネスなどの経済誌に投稿してみようかな?
返信する
例えるならば (さっく)
2011-09-06 13:10:44
日本の法律で定められていないからという理由で、
体に悪い添加物が混入された食品を人件費の安い海外の工場で造って売ったり、
欠陥のある車や住宅や原子力発電所を造って売ったりして、
しかもそれが悪いと知りながら隠蔽し続けて、
結局バレてもウチの会社は悪くないんだ!と主張する、
ってのと、本質的には同じですね。
人命に関わる問題かどうかと、経済的な被害や社会的信用失墜の規模が違うというだけで。
返信する
別件ですみません、さっくさんSOS (dejonge)
2011-09-09 15:58:27
別件ですみません。今亘理町に来ています。それはさておき、今日、外付けのポータブルHDDをパソコンにつながてみたら立ち上がってきません。インジケーターは点灯し、回転はしているのですが読み込まず。”ピッ”という電子音と”カチ”という機械音が繰り返し鳴っています。
ということで壊れてしまいました(涙)。たぶん1年くらいしか使っていなくて保証期間内なので、修理は無償かもしれませんが、データは消すと言われました。データの復旧に関しては業者を紹介するとも言われました。とりあえず、データの復旧を急いでいるのですが、オススメ業者とかありますでしょうか?知っていたら教えて下さいm(__)m
返信する

コメントを投稿

Pioneer」カテゴリの最新記事