The Ichigoichi-hey!!!
デイトナ「やまもと」の一期一へぇ!!!
Altrack Exhaust manifold Ver3
超ロングEXマニホールドのオーダーを頂いたのが1か月前
完全受注オーダーであるAltrack製Exhaust manifold Ver3の取り付けを先週より開始しました。
噂には聞いていましたが、初めて見る、初めて触るAltrack Exhaust manifold Ver3 溶接を含め造りの美しさは想像以上の完成度の高さです。
特徴としましては純正レイアウトを無視し、とにかくプライマリー長を可能な限り伸ばして等長EXマニにしていると言う事ですが、細かな点を見て見ると製品の魅力が沢山見えてきます。
・全6気筒の管長誤差を1%以内
・楕円ポート⇒45Ф真円パイプ
・45Ф⇒50Фへ拡管するコニカルヘッター
・アールのきつい個所はパイプを半割りモナカ形状にて製作
・車検対応品(保安基準排ガス試験レポート証明書付き)
とにかくエンジンルームのスペースが狭いフェアレディZにとって、ネックになるポイントはプライマリーの短さですので、純正よりも約200mmも長いAltrack Exhaust manifold Ver3にアドバンテージがあるのは明白なうえに、大型バイクの高性能集合管では多く見る事が出来るコニカルヘッターの利点も最大限に引き出すことが出来ると言う事が楽しみなポイントです。
とは言え、スペシャルなパーツですので取り付けが通常のEXマニホールドに比べ大変困難であるという点や、エンジンコンピューターの仕様をAltrack専用のMAPへ変更しないとA/Fが大幅に目標値から外れパワーを得ることが出来ない点
買い手を選ぶマニホールドであるのと同時に、造り手を選ぶマニホールドであるということもSpecialです。
その為 作業にはECMリセッティングも含め1週間ほど納期を頂きましたが、期日内に無事セッティングも決まり満足いく内容になりました。
シャーシダイナモ測定では、パワーの谷は全て消し去りトップエンド7000rpmオーバーまで一直線に登りつめて行きます。
エンジンさえ耐えるのでしたらどこまでもパワーを叩き出す事が出来そうな NAエンジンとしては理想的なグラフになりました。
また2速、3速、4速を多用するワインディングでのTESTドライブでは、2000rpm付近からパァ~~~~~ン♪と甲高い音色と共に、現仕様のREVリミットである7800rpmまで一気にエンジンが吹け上がりますので、それこそ『あれっ? VQ37ってこんなにローギアードの高回転エンジンだったかな?』って、そもそもフェアレディZではなく、何か別の軽量マシンに乗っているようにさえ錯覚してしまうほどです。
今後は更にEXチューニングを進めパワーを追及して行くか? DFV OHLINS ver.DAYTONAを手に入れ操作性を追求するか?
どちらにせよ、当分の間は想像するだけでも走る楽しみは広がるばかりです。
■Altrack Exhaust manifold Ver3
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