21世紀 脱原発 市民ウォーク in 滋賀

<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> の 活動報告、お知らせなど を掲載 ♪
ときどき、トピックも ~☆

危険なMOX燃料を搬入  9.21高浜原発

2017-09-26 14:25:58 | 記事
< さいなら原発・びわこネットワーク ニュース第18号より >

■ 危険なMOX燃料の搬入を許すな ■
■ 高浜・音海の海岸に響く抗議の声 9・21 ■

関西電力高浜原子力発電所4号機に使用するフランス・アルバ社の
プルサーマル発電用プルトニウム入りMOX燃料が、
7月6日に仏シェルブール港を出発、9月19日、20日かと言われて
その都度参加要請をして抗議行動はさんざん攪乱されたが、
9月21日早朝についに青い船体を見せ、到着した。

21日には関西の原発に反対する市民が集まり、抗議の声を
福井県高浜町の高浜原発先の美しい音海(おとみ)の海岸からあげた。

青い運搬船は海上自衛隊の船に守られ、現われた。
これに対して抗議行動呼びかけた原子力発電に反対する福井県民会議と
若狭の原発を考える会の2団体を代表して、若狭の会の木原壯林代表は
「MOX燃料はウラン燃料に比べて格段に危険です。しかも、
原子力規制委員会による4号機審査では、MOX燃料の使用が考慮されていません。
ウラン燃料設計で製造され、ウラン燃料の使用を前提に審査された原発に
MOX燃料を使うなどもってのほかです。
さらに、MOX燃料が使用済み燃料となったとき、放射線量や発熱量の
減衰が遅く、ウラン燃料に比べて、冷却に4倍以上の年月を要するとも
いわれています。ウラン燃料でも危険な原発にMOX燃料を使って
プルサーマル発電すれば、さらに危険度が増し、さらに厄介な使用済み燃料を
残します。許してはなりません。」と訴えた。


「プルサーマルいらない!」の抗議を無視し、
MOX燃料輸送船は午前6:40高浜4号機に接岸


搬入されたMOX燃料は16体(1体は264本の燃料棒で構成)で、
2018年の4号機の定期検査の折に、4号機に挿入されるといわれている
(現在は、157体中4体がMOX燃料)。

現在日本で稼働中原発5基中、この高浜3・4号機と伊方3号機で
プルサーマル運転実施中。2011年の福島第1原発事故後のMOX燃料輸入は
2013年6月の高浜原発3号機以来、4年ぶり2例目だ。
 
音海海岸突堤での抗議集会は、<さいなら原発・びわこネットワーク>の
稲村守事務局長の司会で進行し、フランスから移住され反原発闘争を
一緒に闘う京都・ジャンさんの思い、びわ湖を守る運動、
京都や大阪・兵庫のキンカン行動(毎週金曜の関電店舗前抗議)、
岩国基地拡張反対闘争、沖縄米軍基地反対闘争、安倍政権打倒の憲法を守る闘い
の報告など含めて語られた。

抗議のシュプレヒコールを湾を隔てて2キロ先の高浜原発と運搬船にぶつけた後、
展望台に移動し高浜原発北ゲート前までデモ行進をした。

高浜原発前では、多くの警察官・機動隊員と関電社員・ガードマンを前に、
引き続き抗議の声を挙げた。そして、地元若狭や関西の市民運動家の代表で、
関電高浜原発所長に関電取締役会長と社長あての「プルサーマル発電の
即時停止と原発全廃を求める申し入れ」書を、読み上げて提出した。

若狭の原発を考える会の橋田秀美さんが集約挨拶をおこない、
「関西各地を早朝(未明)2時出発というハードな条件のため、
ここに来たくても参加できなかったたくさんの市民の声と思いを
関電と安倍政権にさらにぶつけていく」と集約挨拶。
怒りと抗議のシュプレヒコールで閉めた。

午前10時まで4時間の抗議行動後、毎月2回実施の京丹後米軍Xバンド
レーダー基地反対闘争参加者は、基地地元・宇川での台風被害の泥出し
などの救援活動にその足で引き続き向かった。(I) 
      
※4時間の抗議行動の間、木原壯林さん(元原研勤務、京都工芸繊維大学名誉教授)
から赤と黒2色刷りA3版裏表のビラが配布され、原発問題の詳細な説明があった。
そこで言われたプルサーマル発電と原発再稼働に関電・電気事業連合会と
安倍政権が固執するのは、
①戦争する国づくりのための核兵器の材料創出のため、
②戦争をして石油輸入ラインが絶たれたときのエネルギー確保のため、
③原発輸出で日本の独占資本が金儲けするために「安全」運転実績が必要なため
の三点。(文責・編集部)


<10.15大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会>
日時;2017年10月15日(日)13時~14時45分
場所:関西電力本店前(大阪市北区中之島3丁目)
 <集会後、御堂筋デモ>
関電包囲集会が終わり次第、徒歩で靭(うつぼ)公園(大阪市西区靭本町)に移動。
デモ出発:15時30分(デモは難波まで。17時頃終了予定)


<12.3大飯原発うごかすな!現地全国集会・町内デモ>
日時;2017年12月3日(日)13時00分~ 
場所:おおい町総合町民センター(おおい町役場横)、集会後デモ
主催:(10.15も12.3も)大飯原発うごかすな!実行委員会
呼びかけ:原子力発電に反対する福井県民会議
     若狭の原発を考える会
◇賛同団体・個人募集中。料金不要
 →→さいなら原発・びわこネットワークまでお申し込みを。


<11・19(日)毎日新聞小浜通信部・高橋一隆記者招き講演会>
      ~大飯原発うごかすな!滋賀集会~
日時:14:00
場所:滋賀解放県民センターホール
主催:さいなら原発・びわこネットワーク
※大飯原発再稼働反対闘争の決起集会としてご参集を!

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 11月の予定 → コチラ

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脱原発 市民ウォーク in 滋賀   11月の予定

2017-09-14 13:33:14 | 記事
高浜・大飯原発 再稼働NO!
21世紀 第63回  
◆ 脱原発 市民ウォーク in 滋賀 ◆

1450万人の近畿の水源=びわ湖と私たちの未来=子どもたちを守りましょう。

ご一緒に歩きましょう! 参加無料!

<とき・ところ> 
11月25日(土)13:30
JR膳所駅前集合=JR改札出て右手の広場

★コース = ときめき坂 ~ 西武百貨店前 ~ 関電滋賀支店 ~ びわ湖
☆主 催=21世紀 脱原発市民ウォーク in 滋賀 実行委員会
☆呼びかけ人・・・池田進(原発を知る滋賀連絡会 電話077-522-5415)
         岡田 啓子(ふぇみん@滋賀 電話077-524-5743)
         稲村 守(9条ネット・滋賀 電話080-5713-8629)

※10月は10.15関電本店包囲全国集会・13時に参加しよう!
♪ 集会案内は → コチラ
♪ 賛同を募集しています → コチラ


近況報告(その1)♪
<東海第2原発ヒューマンチェーン>




東海第2原発20年運転延長反対! 
1100人でのヒューマンチェーン
さいなら原発・びわこネットワークからも3人参加。
8月26日。茨城県東海村。


近況報告(その2)♪
<毎日新聞小浜通信部長、神戸で講演>

毎日新聞小浜通信部長・高橋一隆記者が神戸で講演。
原発立地地元・高浜町音海地区での40年越え老朽高浜原発
1・2号機の「運転延長反対」看板設置取材をパワーポイントで報告。
8月26日。

チラシのダウンロードは ⇒ コチラ

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世界の潮流に 背を向けた 「エネルギー基本計画」

2017-09-05 16:23:38 | 記事
<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 9月の予定 → コチラ

■ 再生可能エネルギーへと向かう世界の潮流
          に背を向けた「エネルギー基本計画」 ■


安倍政権による初の「エネルギー基本計画」(第4次基本計画、2014年)の
三年ぶりの見直しが現在経産省により行われています。
民主党政権時代の福島原発事故後の基本計画(2012年)では、
2030年代に原発ゼロ、稼動40年での廃炉、新増設を認めないことが
方針とされていましたが、安倍政権による第4次計画では、
原発事故を受けて「原発依存度を可能な限り低減する」とされ、
かつ原発の新増設の方針は見送られたものの、一方において原発を
「重要なベースロード電源」と位置付けられています。

新聞報道などによりますと、政府は、三年ぶりに見直す
エネルギー基本計画をめぐり、原発関連業界などが注目し
焦点となっている原発の新設や建て替えについては、
明記することを見送る方向であるとされています。
これは、政府が2015年に、電源に占める原発の比率を
2030年時点で20~22%になるような政策を講じると決めており、
この目標は「既存原発の再稼動をすれば新増設を想定しなくても達成可能」
(世耕経産相の言、2017年8月2日付け朝日新聞)とする考えによるものです。
福島第一原発の事故後、全国で8基ある新増設計画はいずれも
ストップしたままです。しかしながら、大手電力会社や産業界は、
中長期的には新増設を必要とする立場であるとされています。

こうした状況のなかで、8月9日、経済産業省により3年ぶりの
基本計画の見直しを議論するための審議会
「総合エネルギー調査会基本政策分科会」が開催されました。
新聞報道(朝日2017年8月10日)によれば、18名の委員のうち15名が
出席していましたが、「委員からは新増設や建て替えの必要性を
訴える意見が相次いだ」とされています。たとえば東京理科大の
橋川武郎教授は「リプレース(建て替え)も議論すべきだ」と主張、
重工大手IHI社の水本信子執行役員は「リプレース、新設は
オプションとして残すことを考えて欲しい」と主張しており、
また福井県の西川一誠知事は原子力規制委について
「何のために規制しているのか」と批判しています。

この分科会で新・増設を求める声が目立ったのは
原子力関連メーカーや立地自治体など、原発推進を望む立場の委員が
数多く選ばれているためであり、脱原発を明確に訴えたのは
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会顧問の
辰巳菊子氏だけでした。一方、この分科会の最後に分科会長の
板根正弘氏(コマツ相談役)は「明日から動かせる原発があるのに
新増設の議論をするのは何なのだろうか」と述べていますが、
これはまず再稼動を進め、次いで新増設の議論に入るべきとの
考えを暗に示唆した発言と思われます。

これらの議論の内容から考えますと、政府や原発関係者は
依然として原発依存の姿勢をまったく変えておらず、
まずは既存原発の再稼動、次いで原発の新増設を視野にいれた
政策を打ち出す可能性が大きいのではないかと思われます。
しかし、今や世界は原発や化石燃料を中心とした発電から
再生可能エネルギーの活用へと大きく動きつつあります。

たとえば国連環境計画(United Nations Environmental Programme)の
データによれば、2015年度には、再生可能エネルギーの新規発電量は、
火力・原子力・大規模水力などの合計をすでに12%以上も上回っています。
すなわち、再生可能エネルギーの発電量は134GW(ギガワット)であった
のに対して、原発を含むその他の発電方法による合計値は
119GAに留まっていました。また同じく国連環境計画のデータに基づけば、
2015年には、エネルギー関連の投資額に関しても、
今や再生可能エネルギーに対する投資額は火力・原子力・大規模水力など
に対する投資額を上回っています。
すなわち、2015年度の再生可能エネルギー(大規模水力や小規模バイオマスを除く)
への投資額が約2650億ドルであったのに対して、再生可能エネルギー以外への
投資は、化石燃料が1300億ドル、原子力が200億ドル、大規模水力が430億ドル、
合計で1930億ドルであり、再生可能エネルギーへの投資額がその他の合計値を
約37%上回っていました。
(国連環境計画によるデータとその説明はいずれも以下のサイトからの引用です)
https://pps-net.org/column/15231

上記の「総合エネルギー調査会基本政策分科会」に見られる
政府や関係者の姿勢は、今や再生可能エネルギーへと主役が
交代しつつある世界の動きにまったく背を向けたものであると
言わざるを得ません。このため。私たちは原発の再稼動に
強く反対するとともに今後予想される原発の新増設の動きにも
十分に注意をはらい反対していかなければなりません。
 
脱原発市民ウォークin滋賀は2011年5月から始められた、
自由な立場の様々な市民によるデモです。誰でも参加できます。
ぜひ足をお運びくださり、あなたの脱原発の意思を自由に表明してください。

《お断り》
なお、10月15日に関電本店前での大規模な集会が予定されており、
脱原発市民ウォークin滋賀も賛同団体の一つになっているため、
次回10月の定例デモは休みといたします。
まことに勝手ですがご了承くださるようお願いいたします

2017年9月4日
《脱原発市民ウォークin滋賀》呼びかけ人の一人:池田 進
電話/FAX:077-522-5415
Eメール:ssmcatch@nifty.ne.jp

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 9月の予定 → コチラ

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