【085】矢田寺(金剛山寺)奈良郡山
住所 大和郡山市矢田町3506
宗派 真言宗高野山派
山号 矢田山
開山 智通
本尊 十一面観世音菩薩・地蔵菩薩
備考 大和13仏05
天武天皇(大海人皇子)の勅願により、十一面観音と吉祥天女を本尊として智通僧上により寺院を建立したのがはじまりで、当初は大伽藍であった。平安以降は、地蔵菩薩を本尊とし、地蔵信仰のメッカとして栄えた。地蔵菩薩(重文・藤原初期)は、錫杖(しゃくじょう)を持たず右手は阿弥陀仏の印を結ぶ他に類のない様式で「矢田型地蔵」と呼ばれている。境内には石仏が多く、本尊と同じスタイルの「みそなめ地蔵」をはじめたくさんの地蔵さんがある。
お地蔵さんとは、閻魔大王の化身です。元々は、インドの神で、大地の神様を表しこの世の生命を司る神だったもので、弥勒菩薩が現れるまでに地蔵菩薩として衆生を救済する菩薩です。
今では多いあじさい寺ですが、本家とも言えるあじさい寺です。
大和13仏 地蔵菩薩 御詠歌
つみありて むつの ちまたに さまよえる ひとに かわらん ちかいとうとし
金剛山寺本堂
千佛堂
南僧坊
念仏堂
北僧坊