おっさんの記録箱

古寺巡礼記の紹介と山野草の写真記録
御朱印の記録 (御詠歌の御朱印が自慢)
低山登山の記録(山なんか大嫌いだぁ~)

【057】総持寺 西国22番

2008年08月29日 | 【西国33ヶ寺】
【057】総持寺 西国22番

住所 茨木市総持寺1-6-1
宗派 高野山真言宗
山号 補陀洛山
開山 山陰中納言政朝
本尊 千手観世音


 寺の近くに駅があり、住宅が寺を取り囲むように迫っています。寺町ではなく、大阪のベッドタウンとして寺町を食いつぶす形で道幅の狭い住宅に覆われてしまった無計画な町の代表でしょう。
 藤原氏の山陰中納言により亀に乗った千手観音を造り建立したのがはじまり。完成まで3世代にわたり大伽藍となりました。
 山陰中納言の父高房が、太宰府の次官に任ぜられ京より向かうとき、淀で漁師に殺されようとしていた大亀を助けて放してやった。翌朝、2歳の政朝が淀川に落ちてしまった。すると、大亀に政朝が乗って現れた。そこで、唐人に香木を取り寄せるよう依頼したが、唐では国外に香木を出すことを禁じられていたため、やもえず海の中に香木を投じた。高房の死後、中納言となった政朝が海辺を巡視中にこの香木を見つけた。長谷寺に祈願したところ、童子が現れ千手観世音を彫ったとあります。長谷寺に関わりのある観音様からして、錫杖をもつ長谷寺型の観音ではないかと推測します。
 美食家の政朝ということか、板前さんの神様、包丁の神様として祀られております。


御詠歌



おしなべて 老いも若きも 総持寺の

 ほとけの誓い 頼まぬはなし


 

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。