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【082】富貴寺 大分国東

2008年08月03日 | 【西日本の古刹】
【082】富貴寺 大分国東

住所 豊後高田市蕗2395
宗派 天台宗
山号 蓮華山
開山 仁聞法師
本尊 阿弥陀如来

国宝 大堂(阿弥陀堂)
重文 木造阿弥陀如来坐像
備考 日本三大国宝阿弥陀堂(中尊寺金色堂、平等院鳳凰堂)


 平安時代に宇佐神宮大宮司の氏寺で、阿弥陀堂(富貴寺大堂)は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、九州最古の木造建築物で国宝に指定されている。
 本尊阿弥陀如来像は、一本の茅の巨木から六郷満山寺院を開いた仁聞菩薩の手によって刻まれたとあります。大堂内は極楽浄土の世界を描いた壁画が施されており、極彩色で描かれていたようですが、今は風化が激しくほとんど見えません。日本四大壁画に指定されている。
 他にも大堂の周囲には僧侶が修行のときに使用したとされる、梵字が刻みつけられた仁聞石や鎌倉時代の笠塔婆、室町時代の国東塔等があり、かつての富貴寺の繁栄ぶりを偲ぶことができます。阿弥陀堂前にイチョウの大木があり、黄金色の落ち葉が風に舞い阿弥陀堂を風が走っていく。黄金色の絨毯の上に阿弥陀堂が乗っかっているような錯覚さえします。
 仁王門は、石像で顔が平面的でレリーフの様な彫り方です。国東半島の仁王像は、ほぼ全て同様な石像です。阿形の正面を向いた鼻の穴、吽形の100メートルを走り出しそうな緊張した顔と手、両者のあばら骨と言える胸の筋肉。全部同じ特徴を持っています。誰かひとりが彫り続けたのではと思えるほどです。


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