【326】桑実寺 湖東安土
住所 蒲生郡安土町桑実寺292
宗派 天台宗
山号 繖山
開山 藤原定恵
本尊 薬師如来
備考 西国薬師巡礼
湖国に疫病が流行し天智天皇の皇女阿閇姫も病床で苦しんでおられた折、琵琶湖に瑠璃の光が輝く夢を見たことから天智天皇の勅願寺として藤原定恵により薬師如来を祀ったのがはじまりです。寺名は、定恵が中国から持ち帰った桑の木を植えて日本最初の養蚕の地としたことから付いた。きぬがさ山の繖は、絹糸を張る傘のことだそうです。
観音正寺が標高432mになるそうで、ほぼ同じ高さまで長い階段を登ります。ちなみに、観音正寺のような林道がなく、ただひたすら登るしかありません。本尊薬師如来に、元住職が彫られた御前立ちがあり迎えてくれます。私は、この階段を登り終えた安堵も吹き飛んで、あまりの品のなさで疲れが爆発しました。
ちなみに、観音正寺への道の階段にタツナミソウが咲いて美しい瑠璃色が目に入りました。
御詠歌
本尊薬師如来
南無薬師 衆病さい除の 願なれば
於のがみのかさ 古々にぬきお希
石段がずっと続く
山門はまだまだ2合目
石段で見た景色
タツナミソウ
本堂
奥の階段を上がると観音正寺への道につながる。
桑実寺 きぬがさ山に 初夏が来た
タツナミソウの 咲く瑠璃の山