【153】清水寺 大阪 天王寺
住所 大阪市天王寺区伶人町 5-8
宗派 和宗
山号 有栖山
開山 延海大阿闍利
本尊 十一面千手観世音菩薩
備考 新西国客番
この寺は、かつては有栖寺といってかなり古くからあったようで、京都の清水寺から聖徳太子の作といわれる十一面千手観世音菩薩を遷して本尊として祀り清水寺としてはじまった。境内南側のがけからは玉出の滝が流れ、この付近一帯は名水どころとして知られ、増井、逢坂、安居、土佐、金竜、亀井、玉出の清水を天王寺7名泉と言われています。元々、大和川の河口であったのが、堺へ河口が移されており上町台地に沿って今なお地面の下を流れています。しかし、本来、大和川ですから名水と言えるかどうか疑問です。
令人町と呼ばれるこの地は、四天王寺に雅楽の演奏で奉仕する楽人が住んでいた所です。
御詠歌
たふとしや 大江の岸の 観世音
滝も玉出の 名にかがやきて
仮本堂
花冷えに 滝に打たれし 清き水
夕陽丘に 不動のひかり 団子