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【098】般若寺  奈良市

2010年10月22日 | 【 奈良の古刹 】

【098】般若寺  奈良市

住所 奈良市般若寺町 22
宗派 真言律宗
山号 法性山
開山 慧灌(えかん)
本尊 薬師如来・文殊菩薩

国宝 楼門
重文 本堂、経蔵、十三重石塔 銅造薬師如来立像 木造文殊菩薩騎獅坐像
備考 花の寺

 奈良坂に面した国宝の楼門をくぐると、小さな境内に山吹の花(秋ならコスモス)が迎えてくれます。高麗の僧慧灌により草庵を建てられたのがはじまりで、蘇我日向臣が孝徳天皇の病気平癒を祈り薬師如来を安置し伽藍を建立し、平城京の鬼門に当たることから大般若経を納めて鬼門鎮護として般若寺となった。西大寺の叡尊により再興され真言律宗に帰依した。再興時に、文殊菩薩騎獅坐像を本尊として今に至る。慶派の康俊による作と伝えられている。
 境内の観音石仏が可愛い。帰り、もう一度楼門を見ると屋根が反り上がっているように見えます。小さな寺なれど、あの大きな平城京の鬼門を守った寺であると思うと横の遊園地が般若寺の境内に見えてきます。

御詠歌
 石塔薬師(十三石塔)


み仏の めぐみもふかき 般若台
ももの願ひを かなへ給はむ

 

本尊文殊菩薩の御朱印   

 

 

 

石塔薬師



 

秋桜と 風と舞う獅子 文殊なり
舞台で踊る 般若の薬師

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