これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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単の小紋 ・・・ 2年前仕立てたものを 一部直して

2017-10-08 | 着物
和裁の記録簿によると、2013年取り掛かり 2015年11月に完成していた 単の小紋

鎌倉の巴会の茶会の帰りに お茶の先生と立ち寄ったリサイクルショップで半額で 5千円でした

縫込みを調べると、丈出しとか直して着れそう!

お茶の稽古に 汚れが目立たないお手頃な単の小紋が欲しかったので、買ってしまいました

ところが、適当に積もったので 身幅も小さくて、全部解くはめになりました

そこまでが2013年まで?

仕立て直して出来上がった(つもり)が 2015年11月

畳んでみて 気が付きました

左右の褄下寸法が合わない

3分(1㎝弱)ほどです

自分の着物だし、お稽古用だし、そのままでいいかなと思ったのですが、やはり褄下寸法の違いが気になって 袖を通さずじまい

昭和2年生まれの母が 私が二十歳の頃に初めて縫った浴衣を見て 色々とチェックの仕方を教えてくれました

〇 背縫いから衿の長さが同じこと

〇 袖丈が左右同じこと

〇 褄下寸法が左右同じこと

ほかにもあったのかもしれませんが、上の三つを覚えています

女学校で着物を仕立てると、最後の採点で 先生がチェックしたのだそうです

私の浴衣を見ながら そういうところに目を通して、「 初めての一枚にしては きれいに縫えている 」と 褒めてくれました

そんなことが妙に思い出されて なかなか袖を通す気にならなかったのでした


6月以来和裁をやめていたのですが、手始めに衿の付け直しをしました

衿裏があるし、掛け衿があるし、こういうやり直しの時に限って、とんでもなく丁寧にかけ衿を付けていて 解くのにも手間取って

衿の付け直しは 衽下がりより少々上まで解くだけの部分直しで きれいに収まりました

身幅を出したので 解いた筋がうっすらと残っているのですが、自分で筋消しもしています

五年前だから 買ってしまった着物だなと 今なら思います

今買うとしたら、リサイクルでも もうちょっと染めのしっかりしたものでなければ手を出さなかったかも

未使用で汚れもなく、綺麗な仕立てだったので、解きながら 仕立ての綺麗さにほれぼれしたことなども思い出しました

小紋の柄は





針を持っていると、色んな事に思いを寄せます

そして不思議と穏やかな気持ちになれる 

根っからの縫物好きです





コメント (2)
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