次にあげる症状のなかであてはまるものが半数以上あるのうでしたら、閉経までにまだ時間はありますが、いずれは閉経するという事実について意識し始めた方がいいでしょう。
・夫の行動が箸の上げ下ろしから、なにから何にまで嫌になる。
・楽しいことの後の落ち込みがひどい
・なにから何まで不安で仕方がない
・くよくよ、憂鬱、うつうつした気分を覚える
・涙もろい(たとえば、ドラマをみているとすぐに涙ぐんでしまう)
・何に対しても意欲がわかない
・息が十分に吸い込めない感じがする
・喉や胸に何かひっかかっている感じがする
・寝付きが悪く、夜中でも眠くならない
・ひとりで食事をするのが嫌でたまらない
・外出するのがめんどうになる
・メモしたり、細かい計算が、面倒くさい
・電話が鳴ってもでたくない
・買い物にいくのがつらい
・毎食の料理をするのがおっくう
・夜、お風呂に入るのがおっくう
・化粧をしたり、クレンジングしたりするのがおっくう
・頭がカーッと熱くなる
・顔はのぼせるのに、足が冷える
・突然頭が痛くなる
いつもは怒らない些細なことにイライラして、身内にあたる
・急に心臓がバクバクする
・電車に乗ったら一人だけ首から上に突然汗がふきだした。
・朝、起きあがる気力がない
これらの症状は、気が体内でうまく流れず、どこかで滞っていたり、下から上へと逆流していることから起きます。
30代までの気の異常と根本的に異なる点は、女性ホルモン量が減ってくることもあいまって、それまでの症状よりも強く、広範囲に生じることです。
一例をあげると、以前は季節の変わり目に気分が落ち込む程度だったのに、40代になったら、気分の落ち込みを頻繁に、またいろいろな場面で感じるようになるケース。
ちょっとした気分転換程度では、落ち込みが回復しない場合もあります。
また30代は、女性の7年ごとの変化にみるように、本来は人生の中でまだ調子がいい時期ですから、それまでほとんど気にまつわる異常がなかった人も多く、40代を過ぎて初めて気の異常による症状を経験するケースもあります。
気と女性との関係性はじつは、江戸時代から確認されていました。
気滞とは、気が停滞している状態を指します。女性は男性よりも、気が体内でうまく流れないことから生じる不調が多いことを指摘したのです。
40代になって、自分の身に起こった急激な変化に対して、不安になったり、ショックを覚えたり、受け入れがたくなったりして、この時期は混乱しがちです。
しかし、閉経準備期の気のエネルギーは、30代と比べて減ってはいるものの、まだある程度は残っています。
この時期の気の異常は、体のバランスをとるためにエネルギーを余分に使っていることや、エネルギーをうまく活用できていない状態、すなわち、気のめぐりの悪さや気の偏りが原因となって生じることが多いのです。
適切なケア次第で症状も落ち着いてきますから、あわてずに適切な処置をしましょう。
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