さとうかずこの〝大すき島本〟

かずこの雑感を折々に綴っています。

しまもと女性後援会決起集会

2020年12月27日 | 日常
長谷川さんの勝利に向けて第一回目の決起集会を女性後援会で開きました。
新型コロナの感染が収まらない中で、人数を制限してできるだけ広い会場でと考慮しての開催でした。
島本での先陣を切っての決起集会だったので、しまもと後援会長、高槻・島本後援会長からも励ましのメッセージをいただきました。
持ち込みOKの会場でにぎやかにお茶とケーキの用意、始めこそ、河野町議の贈る言葉、長谷川さんの決意、中村市議の情勢の話しなど静かに聞いていたものの、しばらくすれば、あれこれと話題はあっちへ飛び、こっちへ飛びの、いつもの島本の女性たちが集まったときの「自由やなぁ~」状態。「とにかく通さななにも始まらへん」で締められてお開きとなりました。最後に顔出しNG以外のメンバーで記念撮影をパチリ。

天満の駅で朝宣伝

2020年12月24日 | 日常
北区地域労組はらからに、中国から来日結婚して日本に帰化した女性が相談に来ています。
彼女は元夫と離婚、二人の子どもを一人ずつ分けて育てることになりました。
生活のため中国語をいかせる仕事を探し、大連の関連会社で働く人材を募集していた、現在の酒類製造販売会社に採用されました。働く場所は大連です。子どもを連れてさっそく赴任することになりましたが、会社から就労ビザをもらえないため、「ビザは?」と聞くと「とりあえず訪問ビザで行って」と言われます。
言われるままに訪問ビザで大連の会社に行き、順調に仕事をしていました。その間にも就労ビザのことを聞きますがいつも「そのうちに・・」と言われていました。
ある日、仕事先に出ていると、上司からメールが来ました。「警察が探している。会社には戻るな。そのまま家にいるように」
すぐ日本に帰る飛行機のチケットが手配され帰国しました。何が起こっているのかわからないまま、恐怖に襲われ、追われるように帰ってくる事態に子どもは恐ろしさに母と一緒にいられなくなり、元夫の所に預けざるを得なくなりました。
後に不法就労の罪で、会社は罰則を受け、彼女は今後5年間中国で働けないということになったと、中国当局からの文書を見せられました。このことは誰にも口外するなと誓約書まで書かされます。
会社では突然帰国した彼女に、同僚の「向こうで何かやらかしたのか?」との不信と疑惑の目が向けられます。説明できない苦しさ、母国で働けなくなってしまった失望・・・。
会社に心を開いて話せる友達もできるわけもなく、つらい日々に、昔の友達に「どうしたらよいだろう」と相談しました。
会社の機密条項を外に漏らしたと、上司のパワハラ・セクハラまで始まり、すっかり心を壊された彼女はある日すがるようにパソコン上で見つけた職対連に連絡しました。
その電話を受けた担当者と一緒に私たちの地域労組はらからに来たのです。
来た時は元気もなく、誓約書の件がありビザの件も話さず、とりあえずパワハラで団交ということになりました。団交の中で、元の大連の職場に戻せとの要求に会社側からそれはできないのだと言われ始めて不法就労の事実が明らかになりました。
彼女が悪いのではない、会社が悪いのだから、そんな誓約書は心配することはないと皆から言われ、始めて彼女は、何が起こったかすべて話すことができるようになり、どんどん明るくなりました。
でも、会社から受けた仕打ちに対する恐怖心は根強く、長い事、会社に近づくことも会社の人達に合うこともできませんでした。
今年、争議団の行動で裁判を闘っている他の会社前での抗議行動に彼女も参加しました。50人余りが集まって会社に抗議する光景を目にした彼女は、「こんなにたくさんの人が、自分と関係ないことなのに集まってくれるんだ」と感動します。
「組合ってすごいです!」と大きな信頼を寄せてくれ、積極的に行動してくれるようになりました。
裁判闘争に移行した自分の件も会社前で宣伝したいと言い出したのも彼女自身でした。
まだまだ精神的に安定しきれるような状態ではありません。でも、明るい表情が見られるようになり、積極的な発言がどんどん出るようになりました。
彼女の闘争が勝利し、心も回復する日が一日も早く来るよう頑張らねば・・。