別冊 φ NOTES

フィーゴとポルトガル代表大好き管理人の雑記帳

珍采配

2009-01-12 | 観戦記など
休暇明け初戦のカリアリ戦、いつもながらのモウリーニョの采配が今回は裏目に
出てしまい勝ち点3をあげることはできませんでした。
前半、何度かゴール前までつないでチャンスはあったものの、カリアリの守備が厚く
得点には至らず、ズラタンとクルスのコンビネーションが噛み合っていない印象で後半へと進みました。
カメラがユニフォーム姿のクアレスマを捕えたので恐らくフィーゴが下げられたんだろうと
思い、前半なかなか良い動きでマイコン不在の右サイドをうまくカバーできていたし
トップ下でボールを散らす役割も良くしていたのでなんでわざわざ替えるのか不満でもありました。
しかし始まってみるとクアレスマはコルドバとの交代だったので驚きました。
守備を一枚減らし攻撃的布陣に変更し、この試合は絶対落とせないという監督の気持ちが
味方にも敵にも伝わった事でしょう。

20分頃カウンター攻撃を食らい、サムエルがピッチに足を取られマークがはずれて
失点すると、フィーゴとサムエルを下げ、クレスポとマンシーニが投入されました。
3枚だった守備から更に攻撃的にしますが、正直この交代は珍采配としか言いようが無く、
フィーゴがボールをうまくまわしていた中盤にぽっかり空間ができてしまい
通常ならそこに収まるカンビアッソはサムエルの交代で後ろへ下がっており、
明らかにトップへのボール供給ラインが断絶されていました。

やはりあの場面ではフィーゴに替えてクレスポを入れ様子を見るべきでは無かったのかな、
と思います(結果論ですが…)。
結局クレスポのナイスアシストでズラタンが1点返しドローで試合は終わりました。

今のズラタンありきの状態はとても危険に思います。彼の負担は半端じゃないだろうし
彼と合わないという理由で使われないFWもいるしこれでもしズラタンが怪我でもしたら
一体どうなることやら…。
アドリアーノは休暇明けの練習に現れずカリアリ戦は召集外という制裁を課せられた
ようですが、あの人は自分がクラブから給料をもらっているという自覚が無いのか?
この人がもっとしっかりしてくれていればズラタンの負担も減るしそれだけ
クルスやクレスポの出番も増えるのに~。
今季制裁で出ていない試合は一体どれだけになるのか。給料泥棒と言われる前に
本来の調子を早く取り戻していただきたいものです。