久しぶりに読書日記を
といっても、この間読んだ本は、結構ありますので
一部抜粋。
まずは下の段にある
村上春樹シリーズ
ここで写したのは、一部ですが
定番「ノルウェイの森」
これは、言わずもがなのベストセラーですが
再再読なのに、ディテールをほとんど忘れており
昔読んだ時より、落ち着いて、じっくり読めました。
ま、賛否両論の話ですが、私はどちらかというと好きな方。
「遠い太鼓」は「ノルウェイ」を書いた頃、ヨーロッパを旅行した
際の旅行記。
旅行と行っても、ギリシャ、イタリアにかなりの期間
住んでいた時の記録で。
旅行記としてもかなり面白いものでした。
「辺境・近境」も色々な所へ行った、旅行記。
写真にはありませんが「雨天炎天」はギリシャ・トルコの旅行記。
この3点を読んで、この人は旅行記も面白いと思いました。
他に「スプートニクの恋人」を再読し。
久々に春樹ワールドを満喫しました。
上段の伊坂幸太郎の「PK」は
この人の割には微妙な作品。
真保裕一の「エーゲ海の頂に立つ」は
旅行記ですが、春樹に比べると若干落ちます。
そして、沢木耕太郎
「ポーカー・フェース」は素晴らしかったです。
この人の練り上げられたエッセイは秀逸。
同じ系統のエッセイ「バーボン・ストリート」「チェーン・スモーキング」を
再読して、改めてこの人の作品の質の高さを実感しました。
文章の質と構成でフィクションのようなノンフィクションを
これ程、素晴らしい形にできるのはこの人だけでしょう。
他に再読としてギャビン・ライアル「深夜プラス1」
新しく読んだものにジョン・ル・カレ「ナイロビの蜂」がありますが
新しく読むのも良いですが、再読するのも良いものだと
実感した今日この頃。
特に、読んだ端から忘れて行く私のような者には
楽しめるものです。