食う・寝る・太る

日々の出来事の他、本、映画、旅行、サッカー等々、NO CONCEPTで書いていきます。

湿布で下痢

2010-09-28 | Weblog
この間連休中にテニスの試合中に
左足が肉離れになりました。

大学時代とは全然違う体の重さが
動けると思っていてもやはり限界があるようです。

歩けないほどではないのですが
なかなか、痛みもひかないので
冷湿布を張って過ごすことにしました。

…と、ここからがなんとも不思議なのですが
私の体はどういう構造になっているのか、湿布を張ると必ず
腹の調子が悪くなる。

科学(医学)的に何か関連あるのでしょうか?

あまりにお腹の調子が悪いので、湿布をやまてしまいました。

レディ・ジョーカー

2010-09-24 | Weblog

「レディ・ジョーカー」高村薫を読みました。

    

以前、単行本で読んだ時に、最初の方であまりに社会派なタッチに
それまで読んでいた「リヴィエラを撃て」等の引き込まれ方がなく
途中で挫折してしまってました。

再読すると、確かに最初の手紙の文章は苦痛でしたが
読むにつれて、どんどん引き込まれ
上・中・下の3巻の大作も最後の方には「もう終わってしまうのか」と思うまで、夢中になって読みました。
ホントに久しぶりに、読んでよかった、と心底思える作品でした。

「マークスの山」「照柿」と同じく、合田雄一郎が刑事として、再登場していますが、主役は、強奪犯「レディ・ジョーカー」を含めて多数。
強奪犯、社長、新聞社、警察と視点が複雑に変わっていきます。

「グリコ・森永事件」から着想を得ているようですが、その事件自体は
小さい頃の記憶でほとんど覚えていませんでした。

高村薫の作品は膨大な資料と取材の中から生まれてきているのだなぁと、つくづく思い知る作品で、ともすれば、平坦な描写だけで終わりそうなところを、複雑な心理も交え、読みどころを各所にちりばめています。

「…ま、なんでもいいから、読んでみて」と言いたい作品です。