いわゆる「堀江メール」…結局「民主はやっぱりバカ」

個人的に「ひとり小早川伸木」状態に陥っておりまして月火と更新がとだえておりました。（お金ブログのほうは火曜朝に更新しましたけどね。なお，ひとり伸木ですのでカナさんは登場しません(^^;)　）＿｜￣｜○　
「偽装送金メール」の件，世の中はにぎわっておりますが，永田氏の意気揚々国会質問があった直後，18・19日の週末で「文面が堀江氏本人のものと違う箇所が多く，怪しい」「情報をもちこんだフリー記者は評判がよくない人なのでうちは相手にしなかった」などの証言が出る前に自分の意見をUpできていればよかったのですが，いつものごとく初動で立ち後れてズルズルとしょぼい事件に収束しつつありますね。

まぁ，一言で言えば「ヴァカ民主党」
これにつきますわね。
自分も年金未納してたのに与党幹部を「未納三兄弟」と命名していい気になっていた元代表の記憶が今も新しいですが，
まさに「空気読めない・人の知恵を使えない・わからないのに先走る」
の三拍子は民主党の伝統なんでしょうかね。

あのメールの真贋について「あやしい」証言が出始めて
私が思ったことは
「これで民主が一度しくったら，
　後で本物の堀江メールが出てきたとしても説得力ゼロじゃん」
ということです。
わざと自民サイドが流したんじゃないかと思うくらいです。
おかげさまで皇室典範改正問題などで急速に求心力の弱まった
小泉自民にとっては攻めてくる格好の敵が
わざわざサンドバックになりますと言わんばかりに現れてきてくれた上，
それまで問題になっている４点セットまで含めて
みんな吹っ飛んでしまいましたしね。

牛肉食べたい北の大地HSE(BSEのBをHumanに変換)こと武部勤が
生扉堀江と兄弟やら親子やらの契りを結ぶなんざ，
与党の幹事長がいくらなんでもりゃ唐突すぎるだろと誰でもが思う話で
どう考えても「金だろ，金」
ですよね。

で，民主側も堀江－武部を結ぶ線については
かなり証拠集めが進んでいて
あと一歩というところまで迫っていたからこそ
「いかにもそれっぽい」メールに飛びついてしまったと
そういう推理がネット上でも飛び交っておりますが…。
確かに，「武部はクロだ」と確信しているからこそ
メールのガセ確率が80％を超えてもうだうだ「与党の闇の部分を
追求する必要はある」などと抜かしているんでしょう。

どっちにしても，功を焦りすぎましたな。
永田氏が国会でこのメールをネタに発言する前に
民主党内でどれだけの人間がこのことを知り，チェックする機会があったのか
知りませんが，
あんな，差出人や宛先部分を塗りつぶしたメールを渡されて
「本物であるという確証を持っている」とはよく言えたもんだ。
代表の地位にある前原氏がそんなこと言うもんだから
よっぽどしっかりした証拠があるのかと思ったら
提供者のセールストーク（に騙された永田氏）にひっかかっただけとは。

「公表したら情報提供者に命の危険がある」…民主党内にスパイがいるとでも？
普通の大人なら１円でも買わんぞそんなネタ。
ガマの油やバナナの叩き売り，寅さんの売ってるガラクタとかなら，
セールストークの面白さに金を払ってもいいけれど，
それを他人に回すな。

３アウトチェンジどころか懲罰動議５回って，
永田某の浅薄な正義感（２割に対して功名心８割）を
人前に出させるのは推薦人２０人集めてからにしろ。

◆ボケ必要論～民主が自民に勝てない理由？でも書きましたが
民主は自民のボケボケパワーには全く足下にも及ばない。
民主党の面々は，自分が賢いと思っているし
（そりゃ賢くなきゃ立法府の仕事はできませんよ。
中には脳みそ筋肉の人とかもいますが…），
当然賢いと認められるべきと考えている。

永田氏も含めて，民主党所属の代議士さんたちは
元官僚とか優秀な頭脳をひっさげて出馬されたわけですから，
なぜ民主から出たかといえば，政権交代が成ったあかつきには
２世や３世に混じって順番待ちしないといけない自民と違って
当選回数が少なくても大臣さま（自分が所属していた省庁のトップのさらに上）に
なれるからであって，そのためには党内や世間に賢さを認められて，
存在感を高めていかなければならない。

…だけどバカなんだ。いかんせん。

自民党の連中は，与党の優位性もあるけれど（野党でバカ議員じゃ
お話にならないのは事実），バカだと思われることを屁とも思っていない。

ふだんからバカだというのを皆が知っているから
与党の幹事長でありながらうさんくさい新興企業の30代社長と
いきなり親子だ兄弟だと公言し始めても
国民は「脳みそ軽いから，テレビ見ただけでホリエモンのファンに
なっちゃってるバカ庶民みたいに，そのくらい軽薄な行動もありかもね」
と納得しかねない。
（本当は「それじゃいかんだろが」とツッコむべきところなのですが）
片山さつきあたりは例外的に全くその逆の線をいってますが，
彼女だって一度落選でもしたら「中館牧子で～す♪」と一発かますくらい
ボケボケパワーを身につけることであろう。

逆に民主党の連中は，お利口ぶりを
ひけらかそうとして簡単に足をすくわれますな。
自分がかしこいと思ってるから用心しない。
人の知識や知恵を借りれば全くはまることのないワナにドボンしてしまう。
なんなんでしょうか，一体。
ただ，政局なんかは，いい参謀がいるかどうかも重要でしょうが
最後は本人の決断がすべてといえますけどね…
これはセンスですからね…自分の行動が世間にどう見られるか計算できるセンス。
それがないのも民主がお利口バカたる所以。
自民でも，加藤紘一なんかは最悪の例ですわね。
「加藤の乱」で反旗を翻すべきところをヘタレ根性丸出しで日和ってしまったために
存在感が一気に希薄になってしまった話は有名ですが，
事務所の脱税（つか自宅の家賃を経費で落とすなよ）が発覚しても
秘書のせいにして他人事コメントした一件はもう人として最低。
いくら「あの人は賢いのに…」と言われようと消えてしかるべきですね。

◆それにつけても，われらが河村たかし，「雲隠れ中の永田氏が会見」の日の昼まで
「いや，あれはまだ本物かもわからんよ」と
民主党仲間を擁護する発言をしていて
一緒に泥船で沈まされないかヒヤヒヤして見ていましたが
週が明けて「fromとtoが同一人物じゃないかという情報もある」と
いち早く「ニセだという証拠あり」泥船から距離をとるスタンスにシフト成功。
ほっとしました。

朝の番組でみのもんたに
「（上の派閥トップが次々と転んで）いよいよ
　河村さんに風が吹いてきましたね」
なんて言われてるのを聞いて，思わず僕も笑ってしまいました。

確かに，民主党が一度ぶっつぶれるくらいのピンチにならな
河村に声がかかるなんてことはあれーせんで，
ま，一度ぐっちゃぐちゃになってみるのも必要かもわからんな。
その時が５年後来るか10年後に来るか，もしかしたら今年来るかもわからんで
河村さんには，とにかく外交センスつーか，げゃーこく(外国)と
どぉつきおーていきたいんか，現時点ではそれが全くわかれせんで，
それを一日でも早く磨いてほしいもんだーな。
一国の長たる者は，せけぁ（世界）の中でニッポンがどう
ふるまっていくか，自分なりのビジョンが固まってねぁと
どうにもこうにもならんもんで，
ほうでなかったらなんとも心許ないでなも。

【関連記事】
総選挙2005(5)民主の敗因・ウケの狙えるナルシストvs空気の読めないナルシスト（2005-09-14）
民主党代表選　あれ，河村たかしは？（2005-09-16）
前原民主党，発進！　あれ，河村たかしは？（2005-09-21）

河村たかしホームページ　mail@takashi-kawamura.com
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自由民主党　公式ページ
武部 勤　info@takebe.ne.jp　　
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