お子様大好き,動物ネタでございます。
B・Jと一緒に動物園へ来たピノコ。お目当ては白いライオンのルナルナだが、
体調が良くないために展示を休んでいた。ピノコはB・Jに治してもらえばいいと
担当の老飼育員に話しかける。
老飼育員はB・Jにルナルナの診断をお願いするが専門外だと断られる。
老飼育員はルナルナを助けるために全国の医師を調べ、
B・Jのことも知っていると言って引き下がらない。
しかし、B・Jが法外な治療費を支払えるのかと訊ねると、老飼育員は黙ってしまう。
数日後、B・Jの自宅を見つけ出した老飼育員が現れる。
玄関先で老飼育員はルナルナを診て欲しいと再度お願いするが、
B・Jは断って玄関のドアを閉めてしまう。
ルナルナを診てあげないB・Jに意地悪をして不満をアピールするピノコ。
土砂降りの中、諦めずに軒下にいる老飼育員は園長とのやりとりを思い出す。
「高いお金を出したのに,とんだ欠陥品をつかまされたもんだ」怒る園長
「ルナルナは日本にきてから病気になったんです」
「フン,どうだかな」
老飼育員はB・Jに治療をお願いしたいと訴えるが、
「バカを言え!これ以上の出費はできん!あきらめるんだな」
夕方になってもB・J邸の玄関前に座り込んでいる老飼育員。
老飼育員は突然、胸を抑えて苦しみ出す…。
過労性の脳貧血。ベッドに運ばれた老飼育員はルナルナの生い立ちについて話し始めた…。
ルナルナは生まれたばかりのときに密猟者に母親を奪われ,
親も仲間もいない。人間の間を売り買いされ,
そして園長が買い付けて日本にやってきたのだが,
人々の好奇の目に晒されて,人間を見るとおびえてしまう。
ただ,この老飼育員にだけはなついてくれるため,彼も自分の子のように
愛着を持ち,面倒をみてきたのだった。
しかし,園での生活が長くなるにつれ体が弱り,たまらずBJに一縷の望みを託すのだった。
「3千万。3千万いただきます」
「待って!園長にかけ合って…ダメでも私がなんとかしてお支払いします」
必死の老飼育員。
「仕方ない,明日は,動物園までご同行しましょう」
B・J,動物園に出張。
「肝硬変とすい臓炎,おまけに心臓まで弱っている」病気のデパート状態。
なぜそうなったのか原因を調べなければ,外科的処置をしても再発を繰り返す恐れがある。
B・Jはルナルナを自宅に預かって診断したいという。
他の飼育員たちは,外出中の園長の許可を得ないと動けないと言うが,
老飼育員は全責任を負うと,BJにルナルナを託す。
ルナルナの来訪に,ピノコ歓喜!
カレーにハンバーグ,パスタにホットケーキ,ホットジュースにホットリンゴ…
腕によりをかけてホッカホカのランチをずらりと並べるピノコ。
夜もルナルナの寝間着をどうしようかと色々取りだしてみせるピノコ。
ムッとするラルゴ。ガンつけ合うピノコとラルゴ…ピノコの一本背負いが炸裂。
とかなんとかやりつつ,ラルゴとグースカ熟睡のピノコ。
ルナルナは寂しげに月を見つめるのだった…。
翌夕,ラルゴも白ければかわいくなるかと
小麦粉をまぶしまくるピノコとシャラク。
「白く縫ってどうする!ルナルナはもとから白いんだ。
…元から白い?!」
ルナルナをCTにかけた結果,
病の正体が明らかになってくる…
治療費について相談。園長,
「死に損ないのライオンに3千万円も出せるか!
とっくにあきらめたライオンだ。お前にくれてやる」
ルナルナの白さは,
脳下垂体に腫瘍ができ,メラニン色素産生能力の低下によるもの。
内臓疾患は白いライオンであることによって
人間の好奇の目にさらされたストレスによるもの。
そこで,脳下垂体の腫瘍を除去し,正常な体色にもどす。
さらに,人間によるストレスのない,生まれ故郷に帰して
永久に人間と離せば
ルナルナは健康な体に戻るはず。
「いや!」
ルナルナを連れ去り,部屋に立てこもるピノコとシャラク。
「お前たちがルナルナだったらどうするんだ。ひとりぼっちで暮らすんだぞ
仲間と一緒に,サバンナを元気に走り回りたいと思わないか」
ドアを開け,ルナルナをBJに手渡すピノコとシャラク。
手術は成功。
「治ったのであれば,それ相応の支払いをしますよ」
ホクホクの園長。複雑な顔の飼育員。
目の前をピノコらと走り回る,黄色い子ライオン。
「なんてことだ!どういうことなんだこれは!」
「治療したらこんな色になってしまいましてね」
「それじゃ,どこにでもいる普通のライオンじゃないか!
お前はなんてことをしてくれたんだ!」
「勝手にしろと確かに言ったはずですが」
「(飼育員に)お前はクビだ!退職金として,そのライオンをくれてやる!」
カンカンになって去る園長。
「元気になってよかったなルナルナ。
ありがとうございました。治療費ですが,まずはこれだけ…」
「いや,完全に治療するには,故郷に帰してやらなければなりません。
自然に慣らす必要もある。そうだ,あなたが面倒をみてくれませんか。
経費込みで3千万円。頼みますよ」
飼育員の目に涙。
動物園。
「お客様へ
皆様に愛されました白いライオン ルナルナは
病状が悪くなり 手術が失敗しましたので
故郷のアフリカに帰ります。
励ましのお手紙ありがとうございました 園長」
えー,ルナルナいないのぉ
これじゃ来る意味ないよなー。
いったい誰が治療したんだよ。ヤブじゃないの
客ブーブーブー
動物園にどしどし寄せられる
ルナルナファンからの抗議の手紙。BJ宛に。
「なによー!先生は,ルナルナの恩人なのよさ!」
………
「はいこれ。子供の絵が出てきたの。先生のファンからなのよさ」
色とりどりの花・飛び交う桃色の鳥の中,
笑いながら走り回るルナルナの絵-
「これ…お前が書いたんじゃないのか?」
**********
今回は,あまりツッコミどころがなかったなぁ。w
失踪したかと大騒ぎして,結局家にいたという1日に
なんの意味があったのかという毎度の「尺稼ぎ?」みたいな
シーンはありましたが,全体として「え,もうCM?」
と,すっとストーリーが流れるいい感じの運びだったと思います。
「お前にくれてやる!」「確かに聞きましたよ」
…お子様にもわかる伏線に思わずニンマリ
原作では,メラニンを注射して直してましたっけ。
それから,こんなメインの老飼育員,名前をつけてあげてよ。
六等星よろしく,この人も名もなき星ですか。
あまりコメントすることもなかったので,
ちと漫画版について一言二言。
週刊少年チャンピオンのヤマケン版『ブラック・ジャック~黒い医師』については
ボロクソ書きました私ですが,
ヤングチャンピオンの『BLACKJACK ALIVE』はなかなかのものですね。
とがみよしひさ版「命の連鎖」,あと今週の幽霊を手術する話,
いずれも原作へのリスペクトがあってよかったです。
ブラック・ジャック:大塚明夫
ピノコ:水谷優子
シャラク:佐藤ゆうこ
ラルゴ:石井 真
和登:小野涼子
コング:岩田光央
手下:小野大輔
老飼育員:矢田 稔
園長:藤本 譲
ルナルナ:谷井あすか
MRI技師:小形 満
医師:水内清光
客:山口由里子
******************
次回は,「奇跡の腕」!
うぁ!もう予告編見ただけでビビビッときた。
「僕は…2度も自分の腕を失ってしまった!」
お子様向けのほのぼの路線ばかりで話が持つのかと思ってたら
ついに,悲しい話だ…いかん,気が緩むとジワッとくる。
●前回のブラック・ジャック(11/15)Karte:06「ある教師と生徒」
● Karte:05「六等星の男」
●Karte:04「お医者さんごっこ」
●よみうりテレビ ブラック・ジャック公式サイト
すっごく参考になるサイト●ブラックジャック掲載順リスト
※この駄文をお読みいただいて
面白かったというかた→ここをクリック♪
参考にするというかた→ここをクリック!
何を今さら…というかた→ここをクリック(ーへー)
(人気ブログランキングに登録したもので…よろしければポチッとお願いします。
11/21末現在,テレビ・ラジオ部門第15位!ありがとうございます。)
B・Jと一緒に動物園へ来たピノコ。お目当ては白いライオンのルナルナだが、
体調が良くないために展示を休んでいた。ピノコはB・Jに治してもらえばいいと
担当の老飼育員に話しかける。
老飼育員はB・Jにルナルナの診断をお願いするが専門外だと断られる。
老飼育員はルナルナを助けるために全国の医師を調べ、
B・Jのことも知っていると言って引き下がらない。
しかし、B・Jが法外な治療費を支払えるのかと訊ねると、老飼育員は黙ってしまう。
数日後、B・Jの自宅を見つけ出した老飼育員が現れる。
玄関先で老飼育員はルナルナを診て欲しいと再度お願いするが、
B・Jは断って玄関のドアを閉めてしまう。
ルナルナを診てあげないB・Jに意地悪をして不満をアピールするピノコ。
土砂降りの中、諦めずに軒下にいる老飼育員は園長とのやりとりを思い出す。
「高いお金を出したのに,とんだ欠陥品をつかまされたもんだ」怒る園長
「ルナルナは日本にきてから病気になったんです」
「フン,どうだかな」
老飼育員はB・Jに治療をお願いしたいと訴えるが、
「バカを言え!これ以上の出費はできん!あきらめるんだな」
夕方になってもB・J邸の玄関前に座り込んでいる老飼育員。
老飼育員は突然、胸を抑えて苦しみ出す…。
過労性の脳貧血。ベッドに運ばれた老飼育員はルナルナの生い立ちについて話し始めた…。
ルナルナは生まれたばかりのときに密猟者に母親を奪われ,
親も仲間もいない。人間の間を売り買いされ,
そして園長が買い付けて日本にやってきたのだが,
人々の好奇の目に晒されて,人間を見るとおびえてしまう。
ただ,この老飼育員にだけはなついてくれるため,彼も自分の子のように
愛着を持ち,面倒をみてきたのだった。
しかし,園での生活が長くなるにつれ体が弱り,たまらずBJに一縷の望みを託すのだった。
「3千万。3千万いただきます」
「待って!園長にかけ合って…ダメでも私がなんとかしてお支払いします」
必死の老飼育員。
「仕方ない,明日は,動物園までご同行しましょう」
B・J,動物園に出張。
「肝硬変とすい臓炎,おまけに心臓まで弱っている」病気のデパート状態。
なぜそうなったのか原因を調べなければ,外科的処置をしても再発を繰り返す恐れがある。
B・Jはルナルナを自宅に預かって診断したいという。
他の飼育員たちは,外出中の園長の許可を得ないと動けないと言うが,
老飼育員は全責任を負うと,BJにルナルナを託す。
ルナルナの来訪に,ピノコ歓喜!
カレーにハンバーグ,パスタにホットケーキ,ホットジュースにホットリンゴ…
腕によりをかけてホッカホカのランチをずらりと並べるピノコ。
夜もルナルナの寝間着をどうしようかと色々取りだしてみせるピノコ。
ムッとするラルゴ。ガンつけ合うピノコとラルゴ…ピノコの一本背負いが炸裂。
とかなんとかやりつつ,ラルゴとグースカ熟睡のピノコ。
ルナルナは寂しげに月を見つめるのだった…。
翌夕,ラルゴも白ければかわいくなるかと
小麦粉をまぶしまくるピノコとシャラク。
「白く縫ってどうする!ルナルナはもとから白いんだ。
…元から白い?!」
ルナルナをCTにかけた結果,
病の正体が明らかになってくる…
治療費について相談。園長,
「死に損ないのライオンに3千万円も出せるか!
とっくにあきらめたライオンだ。お前にくれてやる」
ルナルナの白さは,
脳下垂体に腫瘍ができ,メラニン色素産生能力の低下によるもの。
内臓疾患は白いライオンであることによって
人間の好奇の目にさらされたストレスによるもの。
そこで,脳下垂体の腫瘍を除去し,正常な体色にもどす。
さらに,人間によるストレスのない,生まれ故郷に帰して
永久に人間と離せば
ルナルナは健康な体に戻るはず。
「いや!」
ルナルナを連れ去り,部屋に立てこもるピノコとシャラク。
「お前たちがルナルナだったらどうするんだ。ひとりぼっちで暮らすんだぞ
仲間と一緒に,サバンナを元気に走り回りたいと思わないか」
ドアを開け,ルナルナをBJに手渡すピノコとシャラク。
手術は成功。
「治ったのであれば,それ相応の支払いをしますよ」
ホクホクの園長。複雑な顔の飼育員。
目の前をピノコらと走り回る,黄色い子ライオン。
「なんてことだ!どういうことなんだこれは!」
「治療したらこんな色になってしまいましてね」
「それじゃ,どこにでもいる普通のライオンじゃないか!
お前はなんてことをしてくれたんだ!」
「勝手にしろと確かに言ったはずですが」
「(飼育員に)お前はクビだ!退職金として,そのライオンをくれてやる!」
カンカンになって去る園長。
「元気になってよかったなルナルナ。
ありがとうございました。治療費ですが,まずはこれだけ…」
「いや,完全に治療するには,故郷に帰してやらなければなりません。
自然に慣らす必要もある。そうだ,あなたが面倒をみてくれませんか。
経費込みで3千万円。頼みますよ」
飼育員の目に涙。
動物園。
「お客様へ
皆様に愛されました白いライオン ルナルナは
病状が悪くなり 手術が失敗しましたので
故郷のアフリカに帰ります。
励ましのお手紙ありがとうございました 園長」
えー,ルナルナいないのぉ
これじゃ来る意味ないよなー。
いったい誰が治療したんだよ。ヤブじゃないの
客ブーブーブー
動物園にどしどし寄せられる
ルナルナファンからの抗議の手紙。BJ宛に。
「なによー!先生は,ルナルナの恩人なのよさ!」
………
「はいこれ。子供の絵が出てきたの。先生のファンからなのよさ」
色とりどりの花・飛び交う桃色の鳥の中,
笑いながら走り回るルナルナの絵-
「これ…お前が書いたんじゃないのか?」
**********
今回は,あまりツッコミどころがなかったなぁ。w
失踪したかと大騒ぎして,結局家にいたという1日に
なんの意味があったのかという毎度の「尺稼ぎ?」みたいな
シーンはありましたが,全体として「え,もうCM?」
と,すっとストーリーが流れるいい感じの運びだったと思います。
「お前にくれてやる!」「確かに聞きましたよ」
…お子様にもわかる伏線に思わずニンマリ
原作では,メラニンを注射して直してましたっけ。
それから,こんなメインの老飼育員,名前をつけてあげてよ。
六等星よろしく,この人も名もなき星ですか。
あまりコメントすることもなかったので,
ちと漫画版について一言二言。
週刊少年チャンピオンのヤマケン版『ブラック・ジャック~黒い医師』については
ボロクソ書きました私ですが,
ヤングチャンピオンの『BLACKJACK ALIVE』はなかなかのものですね。
とがみよしひさ版「命の連鎖」,あと今週の幽霊を手術する話,
いずれも原作へのリスペクトがあってよかったです。
ブラック・ジャック:大塚明夫
ピノコ:水谷優子
シャラク:佐藤ゆうこ
ラルゴ:石井 真
和登:小野涼子
コング:岩田光央
手下:小野大輔
老飼育員:矢田 稔
園長:藤本 譲
ルナルナ:谷井あすか
MRI技師:小形 満
医師:水内清光
客:山口由里子
******************
次回は,「奇跡の腕」!
うぁ!もう予告編見ただけでビビビッときた。
「僕は…2度も自分の腕を失ってしまった!」
お子様向けのほのぼの路線ばかりで話が持つのかと思ってたら
ついに,悲しい話だ…いかん,気が緩むとジワッとくる。
●前回のブラック・ジャック(11/15)Karte:06「ある教師と生徒」
● Karte:05「六等星の男」
●Karte:04「お医者さんごっこ」
●よみうりテレビ ブラック・ジャック公式サイト
すっごく参考になるサイト●ブラックジャック掲載順リスト
※この駄文をお読みいただいて
面白かったというかた→ここをクリック♪
参考にするというかた→ここをクリック!
何を今さら…というかた→ここをクリック(ーへー)
(人気ブログランキングに登録したもので…よろしければポチッとお願いします。
11/21末現在,テレビ・ラジオ部門第15位!ありがとうございます。)
「お前の体は半分以上作り物だ」って原作にあったセリフを期待してたんだけど(^_^;)
毎回作り手が違うというだけあって絵のバラつきが気になるけれど、今回の絵は良かった!
月間「手塚治虫マガジン」に掲載された作品が次々出てくるような気がするんだけど・・・
私の好きな「山手線の哲」を見たいけど、スリの話だしピノコの出番はないしダメかなあ?
それにしてもブラックジャック先生、このところ全然儲かってない気がするけどいいのかな?