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父のこと、その16。

2017-03-01 21:25:10 | 父のこと
今日(3/1)は、担当医に時間をとってもらい、
父と母抜きで、私一人で話を聞きに行ってきました。
いろいろ気になることがあったので、父母抜きで、
きちんと聞いておこうと思ったためです。

医師(私より少し若そうな女医さん)と、
看護師(20代後半くらいの女性)と3人で、
ナースステーションの隣の個室へ。

入るとすぐに、先生に、
一度きちんとお話する機会を作りたいと思っていました、と言われ、
わ、防弾ベスト必要だったな、と焦りました(意味不明。

パソコンのデータをプロジェクターで映して、
病状について、治療法について、とても丁寧に説明してくださいました。
思っていたとおり、父母(特に父)が思っているより、
状態は深刻であることが、わかりました。

肺の外側の胸膜に転移していて、状態はあまりいいとは言えない。
水が溜まるスピードが速い、進行の早いガンだといえる。
溜まった水にはガン細胞の反応があるため、これもいい状態ではない。
この先、肺の中での転移、他の臓器への転移が考えられる。

祖父(父の父)も、同じ種類の肺ガンで亡くなっていて、
やはり水が溜まっていて、祖父はその時80歳だったため、
抗がん剤治療は体力的に不可能だといわれ、ガン治療はしませんでした。
で、その時に余命は6ヶ月だと言われて、ぴったり6ヶ月後に息をひきとりました。
その話をして、やはり余命はそれくらいだと考えられますか?と聞いたところ、
今の状態で抗がん剤の治療をしていくとなると1年半か1年位というのが、
一般的な見識です。と言われました。
ま、こういうのは目安ですね、あくまで。
抗がん剤治療は、延命。
しかも数ヶ月単位の延命だと言われました。

銃弾撃たれまくりの約30分間でしたが、なんとかきちんと聞いて、理解できた(と思う。
先生は、本人には、聞かれない限り、嘘ではないギリギリのラインのことを、
伝えるようにしているという印象を持ちました。
特にうちの父は怖がりで、詳しいことは知りたくないという人なので、
そのへんの性分みたいなのも把握してくださってのことなんだと思う。

このあと何食わぬ顔をして病室に行って、父と話して、少ししたら母も来て、
合計で1時間位、他愛のない話をしてから、帰ってきました。
先生と話したことは、母だけには話そうかなと、行く前には思っていたんだけど、
ちょっと今は話せないな、と思った。
今すぐに話さなくちゃいけないことでもないかなと。

とりあえず、父の熱は下がってきて、明日のレントゲンの結果がよければ、
明日か明後日には一度退院するそうです。
で、数日後、また入院で抗がん剤投与(前とは違う抗がん剤)2クール目に、
入ることになるそうです。

ふー。書くことで、脳内の交通整理ができました。
ブログ使ってすみません(笑)

起こってしまったことは起こってしまったこと。
でも、起こっていないことはまだ起こっていない。
今日生きてることに感謝して、私もがんばる。