徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

新型インフルエンザ候補の動向

2014年01月11日 07時11分03秒 | 小児科診療
 巷では季節性インフルエンザが流行しつつある昨今。
 パンデミックを起こす可能性のある新型インフルエンザ候補ウイルス達の動向2件;

カナダで鳥インフル死者、H5N1型 (2014.1.9:日本経済新聞)
 カナダのアンブローズ保健相は8日、西部アルバータ州に住むカナダ人が、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染して死亡したと発表した。H5N1型による死者は北米では初めて。AP通信などが伝えた。
 性別は非公表。昨年12月27日、旅行先の中国・北京からカナダに戻る機内で体調を崩し、今月3日に死亡した。一緒に旅行していた人や家族からは感染が確認されていない。
 中国国内で訪問したのは北京だけ。養鶏場や鶏肉が売られているような市場などは訪れておらず、感染経路は不明という。カナダの保健当局は中国側と連絡を取り調査を進めている。
 世界保健機関(WHO)によると、H5N1型は昨年12月中旬までに世界で648人の感染が確認され、うち384人が死亡したという。アジア諸国が大半を占める。


中国H7N9鳥インフルエンザ感染例が相次ぐ、8日までに新たに7例を確認
(2014/1/10:日経メディカル)
 中国で鳥インフルエンザH7N9型ウイルスのヒト感染例が相次いでいる。WHOによると、年明けから8日までに、新たに7例の患者が確認された。
 1月4日、上海市で86歳男性の患者が確認された。昨年12月26日に発症、30日に入院した。現在、危篤状態にある。この男性は生きた家禽との接触歴が確認されている。
 1月5日には、34歳の女性患者が浙江省紹興市で確認された。12月29日に発症し1月2日に入院している。この症例も危篤状態にあるという。
 1月6日には、広東省で2人の患者が確認された。1例目は仏山市の47歳男性。12月25日に発症し1月3日に入院。現在、重体。この症例は生きた家禽類を扱う市場に出かけていたことが確認されている。
 2例目は、陽江市の71歳男性。1月1日に発症し4日に入院。やはり危篤状態にある。
 1月8日には3例が確認された。1例目は江蘇省南京市の54歳女性。12月20日に症状が現れ27日に入院。重篤な状態にある。この症例には生きた家禽との接触歴が確認されている。2例目は、広東省深セン市の31歳男性。12月30日に発症し1月3日に入院した。症状は安定している。3例目は、広東省仏山市の51歳女性。12月31日に発症、1月3日に入院した。症状は重いという。この症例も生きた家禽との接触歴が確認されている。


 キーワードは「中国」ですね。
 何が起きているのでしょう。
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