徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

18人目の先天性風疹症候群

2013年09月05日 20時37分19秒 | 小児科診療
 喉元過ぎれば・・・という言葉通り、マスコミもあまり騒がなくなりつつあります。
 日本のマスコミにはつくづく失望させられますね。
 不安だけ煽って、物事の本質を伝えようとするプリンシプルが感じられません。

 しかし、皆さんおわかりのように問題は根本的には解決していません。
 厚労省がこのままうやむやにしてお茶を濁し、風疹流行の種火を消す対策を取らずに終わるのか、しっかりウォッチしていきたいと思います。

東京都で新たに1例の先天性風疹症候群,今年の報告数は13例に
(2013年9月4日:MTPro)
 東京都で妊娠中の風疹感染による先天障害(先天性風疹症候群:CRS)が新たに1例報告された。第35週(8月26日~9月1日)の感染症発生動向調査で明らかになった。2013年初めからの全国におけるCRSはこれで13例となった。

◇8月だけで4例
 東京都では第34週に1例,第32週に2例と8月だけで4例のCRSが報告されている。これで全国のCRS報告数は2013年初めから13例目,流行が本格化した2012年を含めると18例となる。直近の流行時(2004~05年)のCRS報告数は12例。
 昨日の国立感染症研究所の発表によると,8月28日現在の全国における風疹報告数は1万3,486例で1週間当たりの報告数は68例。2週連続昨年の同時期を下回ったが,非流行期に比べると高い水準が続いている。


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