僕は小さい頃から宇宙が大好きで、天体観測をしたり、天文学や宇宙論の本を読んだりすることが一つのリラックス法にもなっています。
で、それとは関係ないとも言われそうですが、そうした星々を用いた占星術も趣味の一つです。棚に並ぶ本の数としては宇宙や天文関係の本と似たり寄ったりな感じなので、我ながらお金をつぎ込み過ぎたなーと、しんみり思います。
それはそうと、占星術は宇宙と同じでとても奥の深い分野です。すごく専門的な事柄から生活に密接に関わるような問題まで、実に様々な物事に応用することができます。いろいろと複雑で総合的な見方をしたりしますが、ここではそうした難しいことはともかく、日常的に活用できる情報を提供したいと思います。
・・・というより、このコラムはどちらかというと、単に自分の「覚書き」みたいなものなんですけどね。でも、このブログを見てくださっている方にも役に立てばいいなと思って、ここに載せることにしました。
◎水星の逆行期間
天文学的には、地球から見える水星との関係において、通常の進行方向と逆向きに動いているように見える現象のことを言います。もちろん水星が方向転換して軌道を変えるわけではなく、単に地球から見たときの「見かけ上」の動きが逆行しているように見える、というだけのことです。
でも、その見かけ上の動きが占星術的には意味のあるものとみなされているわけですね。しかも、これが実によく生活に影響を与えているように思える。そこが不思議なところであり、また魅力と興味を覚えるところでもあるのです。
それで、この水星の逆行期間は、物事の進展が滞ったり、契約や交渉を何度もやり直さなくてはならなかったりと思うように意が通りづらいです。また、メールや手紙などの文書における不備(再考や書き直しを余儀なくされる他)、仲介役の人との連絡不通といった水星に象徴される象意に関することのトラブルを暗示します。
なので、これを予め知っていれば、大きな買い物(契約)に失敗したり、誰かに大事な話を誤って伝えたりするような危険を避けられます。
逆行期間は以下の表を見ると分かるとおり3週間程度で、年に3~4回のペースで発生します。
できるならば、その時期には契約の更新や変更、旅行、高価な買い物などはしないほうが安全です。特に企画・発表など何か重要な案件を抱えている人は、実行時期を少しずらすことも考慮に入れたほうが良いと思います。
※本来は時刻まで正確に出すべきところですが、ここではそこまではこだわらず、逆行が始まる日、およびそれが終了した翌日を記しています。
【2008年】水星の逆行と順行の開始時期
2008年01月29日 逆行開始
2008年02月20日 順行開始
2008年05月27日 逆行開始
2008年06月20日 順行開始
2008年09月24日 逆行開始
2008年10月17日 順行開始
【2009年】水星の逆行と順行の開始時期
2009年01月12日 逆行開始
2009年02月02日 順行開始
2009年05月07日 逆行開始
2009年06月01日 順行開始
2009年09月07日 逆行開始
2009年09月30日 順行開始
2009年12月27日 逆行開始
2010年01月16日 順行開始
【2010年】水星の逆行と順行の開始時期
2010年04月18日 逆行開始
2010年05月13日 順行開始
2010年08月21日 逆行開始
2010年09月14日 順行開始
2010年12月10日 逆行開始
2011年01月01日 順行開始
最後に一つ。
これは個人というよりも、企業やお店を営んでいる方に向けてです。
先述したように契約上のトラブルや客の心変わり(イライラ)が起こる懼れのある水星の逆行時に、特売セールや新規契約者獲得イベントなどを展開するのは得策ではないでしょう。こうしたトラブルが起こった場合、客としてはその店や企業に対してマイナス・イメージを抱きやすくなり、当然のなりゆきとして他店や他社に鞍替えされることが多くなると予想されるからです。
買い手側としても売り手側としても面倒な事態になるのは避けたいこと。
そう考えれば、広告を出す時期、セールを実施する時期、TVCMやWEBといったメディアを使って新規契約を大々的にアピールする時期などは特に、この水星の逆行を見送るほうが賢明だろうと思います。
※補足
一応、水星の逆行にも有意義な使い道はあります。ですが、ここでは無用な混乱を避けるために、一般的な利用法のみを記すに留めました。
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