「詩／旧暦」のあとがき

もともと詩については、何の予備知識も経験もありませんでしたし、「詩／旧暦」シリーズを何とか書き終えた今でも、詩についての理解はすぶの素人のままです。ただ単に、いきなり書き始めたところ四行詩になったというだけで、面白そうだからその流れを継承しようと思ったのが始まりでした。でも、四行で書くことに加え、字数を合わせつつ、込めるべき意味の焦点を外さないようにするのは大変でした。もっとも、日によって書き方も . . . 本文を読む

詩／旧暦三十日

さあ船出の時は近づいた別れの挨拶を済ませたら大海原へと漕ぎ出すのだ最上の感謝と愛を込めて . . . 本文を読む

詩／旧暦二十九日

進退の決断に葛藤する君今までの経験を総括して培った内実と向き合おうそこから旅支度が始まる . . . 本文を読む

詩／旧暦二十八日

恒久の平安を望もうにも移り変わるのが世の常だ雲の隙間から光が零れて君をまだ見ぬ世界に導く . . . 本文を読む

詩／旧暦二十七日

見知らぬ地へ旅立つ前に今を限界まで生きておけ心残りが一切ないように飛び立つのはそれからだ . . . 本文を読む

詩／旧暦二十六日

海へと続く流れの彼方に人は新たな可能性を想う異国の薫りに心を躍らせ膨らむ憧れが旅へと誘う . . . 本文を読む

詩／旧暦二十五日

長きに亘る下積みと忍耐そうして君は力を備えた有終の美を飾りたいなら画竜点睛を欠かぬことだ . . . 本文を読む

詩／旧暦二十四日

理想郷とは現実の延長線どんな未来を意図するかそれが日常を形作るのだ君は今　何を望むだろう . . . 本文を読む

詩／旧暦二十三日

守備範囲を自覚した君は積極と消極の中庸を図る理想を最適化して整理し現実化のステップを歩め . . . 本文を読む

詩／旧暦二十二日

無理をし過ぎていた君に頭を冷やせと慈雨が降る噴水に憩う鳥達のごとく疲弊した羽を休めよ　と . . . 本文を読む

詩／旧暦二十一日

勢いづいた君は走り出す前進する力に満ち満ちてだが英雄気取りは無謀だ過剰さは消耗を誘発する . . . 本文を読む

詩／旧暦二十日

君は　君の影と融合した今や　君の姿は確固たる世に　君の心が映写され人は　君の志に感嘆する . . . 本文を読む

詩／旧暦十九日

普段はノンビリ屋の君もイザという時には心強い平穏な時代には大人しく乱世に生まれりゃ傑物だ . . . 本文を読む

詩／旧暦十八日

陰の力を陽に落とし込む生来の資質を大地とせよ芽吹かせて　完熟させよそれから血肉とするのだ . . . 本文を読む

詩／旧暦十七日

過去の自分と未来の自分そして今の自分の三人が一つ屋根の下で同居するまるで両親か兄弟姉妹だ . . . 本文を読む