第1回の前半。光トポの変化をみながらの理学療法のお話。
全ての患者さんで行っている訳ではないと思いますが、客観的指標に基づいた効果的な運動療法の探索は、リハビリ医療の重要なテーマですね。膝を叩く、とか、スタンディングテーブルでの荷重訓練など、その後に光トポのストーリーが、NHKの創作なのか、宮井先生の監修なのかは不明ですが、運動療法としては標準的に実施しているはずの治療です。(膝叩きは??)
というより、宮井先生は光トポのリサーチと脳科学から、ボバース療法を離れようとしているように見えます。ボバース療法の効果の有無の証明、という文脈よりも、高いレベルで頑張っておられるように見えます。
大田仁史先生のコメントには、いつも感動します。また、視聴者にも本当にわかりやすかったと思います。
なお、CI療法の部分で、Taubが第一人者のように出ていましたが、やはり、Steve Wolfが世界的権威とみるべきでしょう。取材班にはEmory大学を推薦したのに、この点は残念でした。Steve Wolfも何で?と思っていることでしょう。
それから、番組の冒頭に出ていた16歳の患者さんですが、脳の可塑性の素晴らしさの例だと思います。ちょっと視点をかえて、予後予測の方からみますと、「学童までの片麻痺は長期的にかなり消失する」「20台までの片麻痺はどんなに重度でも必ず歩ける」という予後予測の範囲内ということになります。ただし、健側の失調症や、両側錐体路障害が見逃されている場合や高次脳機能障害が著しい場合はこの限りではありません。いずれにしても、あきらめてはいけないということです。
全ての患者さんで行っている訳ではないと思いますが、客観的指標に基づいた効果的な運動療法の探索は、リハビリ医療の重要なテーマですね。膝を叩く、とか、スタンディングテーブルでの荷重訓練など、その後に光トポのストーリーが、NHKの創作なのか、宮井先生の監修なのかは不明ですが、運動療法としては標準的に実施しているはずの治療です。(膝叩きは??)
というより、宮井先生は光トポのリサーチと脳科学から、ボバース療法を離れようとしているように見えます。ボバース療法の効果の有無の証明、という文脈よりも、高いレベルで頑張っておられるように見えます。
大田仁史先生のコメントには、いつも感動します。また、視聴者にも本当にわかりやすかったと思います。
なお、CI療法の部分で、Taubが第一人者のように出ていましたが、やはり、Steve Wolfが世界的権威とみるべきでしょう。取材班にはEmory大学を推薦したのに、この点は残念でした。Steve Wolfも何で?と思っていることでしょう。
それから、番組の冒頭に出ていた16歳の患者さんですが、脳の可塑性の素晴らしさの例だと思います。ちょっと視点をかえて、予後予測の方からみますと、「学童までの片麻痺は長期的にかなり消失する」「20台までの片麻痺はどんなに重度でも必ず歩ける」という予後予測の範囲内ということになります。ただし、健側の失調症や、両側錐体路障害が見逃されている場合や高次脳機能障害が著しい場合はこの限りではありません。いずれにしても、あきらめてはいけないということです。