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東京五輪エンブレム:ベルギー劇場側 スイスでも提訴用意

2015-08-30 | 国際

【ブリュッセル斎藤義彦】

2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギー・リエージュ劇場のロゴと似ているとして同国で裁判になっている問題で、劇場側の弁護士が27日、毎日新聞に対し国際オリンピック委員会(IOC)本部のあるスイスでも提訴する用意があることを明らかにした。

また、大会組織委がエンブレムの原案を公表したことについて「裁判には重要ではない」と述べ、あくまで現在のデザインの類似性が焦点だとの見解を示した。

 劇場の代理人を務めるベレンブーム弁護士は27日、「どんな原案があったとしても、公式採用されたデザインが劇場ロゴの著作権を侵害していることが問題だ。

裁判でも制作の経緯は重視されないだろう」と述べた。

 また「最終案を作る際、オリジナルである劇場のロゴをまねた可能性がある」とも主張。

商標登録については「公立の劇場には関係ない。

著作権侵害が問題だ」と指摘した。

 そのうえで「劇場側の修正要求を拒否しているのは理解できない。

類似しないようエンブレムを修正すれば裁判は終わる」と、IOCに妥協を促した。

 現在、デザイナーを含む劇場側はベルギーで裁判を起こしているが、別の代理人のモタル弁護士は、スイスで訴訟をする意味について、ベルギーでの裁判が仮に勝訴しても国内での効力しかないためだとしている。

 モタル弁護士は、IOCの対応を見て「段階的に(訴訟準備を)進める」として、時期は明示しなかった。

 劇場側は、差し止め要求をIOCが受け入れず、エンブレム使用を続けた場合、スポンサーが使った場合も含め、使用1回につき5万ユーロ(約670万円)支払うよう求めている。

弁護士はこうした支払いに実効性を持たせるためスイスでの提訴を検討している。

毎日新聞 2015年08月29日 15時00分(最終更新 08月29日 18時41分)

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