重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

憧れの香格里拉①

2014-12-06 13:10:04 | 旅行
香格里拉、それは小説『失われた地平線』に登場する理想郷。2002年に雲南省迪慶蔵族自治州の中甸県(ちゅうでん)がここがその小説のモデルであると主張し、香格里拉と改称した場所。とにかく名前だけで一度は行ってみたいと思っていました。

というわけで、これまたかなり前の話ですが2014年5月30日~6月2日まで端午節のお休みを利用して香格里拉に行ってきました。
重慶から香格里拉までは直行便もあるのですが、便数が少なく、またお休みといえども3連休と日数も限られていることより以下日程を組みました。

0日夜 重慶⇒麗江
1日目 麗江観光⇒香格里拉へバスで移動
2日目 香格里拉観光
3日目 香格里拉観光⇒重慶

また今回はバックパッカー且つ乗馬をして且つ出きればトレランもしたいということもあり、荷物を最小限にして会社が終った5月30日の夕方に重慶空港から雲南省麗江へと旅立ちました。

***
0日目
麗江に到着。
すでに暗くなっていますが、空港よりタクシーで事前に予約していたホテルに向かいます。
ホテルは世界文化遺産である麗江古城の中の趣のあるホテルをネットで予約。
麗江古城の中は車が入れないため、外で降りて古城内を歩きます。

石畳の街並みが入り組んでいてホテルが見つかりませんでしたが、何とか見つけてチェックイン。荷物をおいて町を散策です。


麗江古城の夜の雰囲気。屋台もたくさんあり、またディスコとかもありにぎやかでした。明日もあるため早々に就寝しました。

1日目
朝起床してチェックアウト。そのまま麗江古城を散策。

翌朝ホテルの入り口をとってみました。風流な感じです。


小学校の壁に書いてありました。象形文字の練習?


昨夜はにぎやかだった広場もすっかり静寂です。

山から流れる水を有効利用するために昔に整えられた水路。

街から5000m級の山が見えます。ちなみに麗江ですでに2400mの標高があるらしい(ネット情報)です。

というわけで5000m級の山に行くことにしました。
麗江で一番有名な山「玉龍雪山」。観光地となっており、ロープウェーで山頂付近まで行けちゃいます。
タクシーを捕まえて「玉龍雪山」までと伝えると、運転手が「ロープウェーじゃつまらない。馬に乗って山頂まで行かないか?」と怪しい話を持ち掛けてきます。バックパッカーとしてはこういう話に飛びつかなくてはいけません。もちろん二つ返事でOK。一般の観光客もほとんどいなく、また外国人なんて絶対いない農村につきます。そこでまずは馬にのって山に登るルートについて説明を受けます。ルートは3つあり、山頂付近まで行くもの、中腹で引き返すもの、山のふもと付近を散策するもの。もちろん山頂付近まで行くものを選択。受付でお金を払います。確か480元くらい。そして安全の為、名前と電話番号を聞かれ、普通に答えると急に「外国人はだめだ」言い出します。「もし行きたいのであれば2000元払え」と。吹っかけるのにもほどがあります。正直2000元でも良かったのですが、実はあまり両替をしてきておらず、今回の旅行は合計3000元くらいしかもってきていませんでした。ここで払うと本来の目的である香格里拉での活動が制限されてしまう可能性があります。タクシーの運転手と一緒に交渉を重ねましたが、先に払った480元を突き返され、聞く耳を持ってくれません。
やむなくタクシーに乗り通常のロープウェーから行くことにしました。運転手からは「上海人」だと言えばよかったなとか、今更ながらのアドバイスがありましたが、まぁいい経験でした。

そんなこんなでロープウェーに乗り、あっという間に山頂付近へ。

一般客はもちろん山頂へはいけません。

そこから階段で180Mほど上のテラスへ行くと・・・

あっという間に4680m。富士山より900mも高いです。空気も薄いです。階段がきつかった。

タルチョと「玉龍雪山」。頂上は5596m。雪山登山、いつか訓練して行ってみたいですね。寒いの苦手ですが。

「玉龍雪山」の入り口のビジターセンターには「印象・麗江」という劇場があります。
少数民族の中のから選ばれた人が舞台に立てるそうで、彼らの貴重な収入源となっています。ツアーで申し込むと必ずセットされるパターンのやつ。
有名な映画監督が振付とかを行ったみたいで、さながら劇団四季です。想像以上に完成度が高く(お値段も高かったですが)、結構感動的でした。


馬の上に立っています。バックの山が迫力あります。

そろそろ麗江もおなか一杯。本来の目的地である香格里拉へ向かおうと思います。
が、ほとんどツアーで来ている人や、チャーターしている人が多く、タクシーやバスが全くありません。辺境の地に取り残された感たっぷり。バックパッカーの醍醐味です。しばらく駐車場内をうろついていると、個人タクシーを発見。香格里拉行きのバス停まで行きたい旨を伝えるとOKがでました。しかしこの運転手、道中ずっと電話をしています。正確になわかりませんが、どうやら誰かがチャーターしていたタクシーのようで、もうすぐ帰るから駐車場に来いと言われているようです。運転手は「後10分位で行く」と返事をしていますが、どう考えても長距離バス停までは30分はあります。どうするのかなとみていると、町はずれのバス停に止まり、「このバスに乗ると終点が長距離バス乗り場だ、運賃は1元だから」と言っておつりを1元多く渡し、降ろされてしまいました。そして元々のお客の方へUターンしていきました。いろんなことが起きますね。しばらく待っているとバスがやってきました。しかも2階建て。2階の最前列に陣取り、麗江の街並みを楽しみながらゆっくりと長距離バス停へと向かったのでした。

その後無事に長距離バス停に到着し、香格里拉行きのチケットの有無を確認すると1時間後位のチケットがある模様。購入しひたすらバスを待ちます。
乗り込んだバスはこんな感じ。

座席は指定。座った場所は最後部の窓側ですが、椅子がなく、緑のプラスチックの芝生みたいなのが座布団のようにおいてあり、ここに座るの??と思っていたら、最後部の他の客も同じように座っています。これはやむなしか・・・と思っていたら、出発直前に前方に空席ができ、ダッシュで席を確保。4時間の移動が快適に過ごせました。

途中トイレ休憩をはさみ

香格里拉の表示も見えてきました。

そしてついに憧れの香格里拉に到着。

街の中心にあるマニ車に向かいます。

なんと修理中。

プラプラと街を散策し、ホテルにチェックインして晩御飯へ。


青ke酒とヤク肉炒め。

明日は香格里拉を満喫しようと思いながら就寝したのでした。

未完待続。





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