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友だち一万人!

福笑い、大感謝、大歓喜!友だち一万人を合言葉に
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良心と信念の凄さ

2006-02-22 | 映画のご案内
何と幸運なのだろうか!昨日、打合せが早く終わり、何度か仕事帰りにアタックしては断念していた「白バラの祈り ゾフィー・ショル 最期の日々」を鑑賞することができました。
そして、2月22日はハンス、ゾフィーのショル兄妹、クリストフ・プロープストの63回目の命日に感想を書くことができました。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、約2時間、スクリーンに釘付けになりました。刻々と変わっていくゾフィーの表情と尋問官モーア、同房者ゲーベルなどの表情を見逃したくないという気持ちで一杯でした。もう吸い込まれているというほうが良いのかも知れません。
日ごろは映画鑑賞をしないので頓珍漢な感想になりますが、感想を記してみます。

ビラ配りを決める会話。
反対を押してまでという意見がありますが、判断ミスや防御配慮など指摘する面があるとしても、早く戦争を止めさせるために一人でも多くの市民に知らせたいという気持ちが先行したとしても当然のように思います。

尋問官モーアとの会話。
逮捕されたとき、容疑を否認する、嘘を言っても保釈されたいという行為は当然のように思います。このときハンスの供述との違いが生じると思いますが、ハンスに対する信頼があればこそ、このような行為が成り立つと思うのですが。
そして、自らの良心に従い、信念に基づいて行われた行為だからこそ、尋問官モーアの心を動かしたと思っております。
仮に政党的な組織の一員であったなら、事務的に処理されていたのであろうと思います。(組織を否定している訳ではありません)

裁判での陳述。
クリストフの「子供には父親が必要です」という言葉。クリストフの立場が端的に表現されてると思います。それをなじる傍聴人。権力の追従者は弱いと思った途端に嘲笑する。虐めのですね。
ハンスやゾフィーのときは、傍聴人はシーンとしてしまっている。良心と信念による陳述の前には、裁判長フライスラーは、大声を張り上げ、決まり文句でしか言えない。あたかも権力を誇示するために。

執行を前にして叫ぶゾフィー。すべてを吐き出すかのように!この瞬間、本当の強さを見たような気がする。自分だったら、泣き崩れるのだろうか?

上手に感想を書くことができませんでしたが、日本の現状は、人道的立場の下、戦争を容認する感がある。憲法9条改正論議は時代の逆行であることに気が付かないのであろうか。良心の名の下に9条改正にノーを表明したい。
そして、多くの方がこの映画を鑑賞されることを念じるものです。なお、日比谷シャンテ・シネでは3月17日まで上映を予定しているとのことです。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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参照、オギノフさんブログ (友だち一万人!)
2006-02-22 23:52:02
オギノフさんからTBをいただきました。

ゾフィーとモーアとのやり取りが掲載されています。ご一読されると参考になります。
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