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クリエイト速読スクールブログ
これ以上考えたことはないというくらいに頭を使った
第55期文演(11/5/21~7/30)アンケートです。
きょうは、国家公務員のAさんです。
Aさんについて書いたかなひろいパーフェクトブログは、「あんなひともいるんですねー」と生徒さんに大きなインパクトを与えました。あのAさんです。
Aさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 職業上,文章起案能力の向上を常日頃から求められているところであり,正しく,かつ読みやすい文章を書く能力を身につけたいと感じていたから。
また,書類を読む機会も多いため,速読とあいまって,限られた時間の中で,情報を正しく読み取り,その中からさらに掘り下げた読み方ができるようになりたいと思ったから。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 普段の文章の読み込み方や読み取りが,いかに浅く表面的なものであったかを痛感させられた。読み手が「読みづらい」,「疑問に感じる」と思われる点を自分なりに掘り下げて考えるようになったと思う。
そして,そのためには,まずきちんと文章を読むことから始まるのだと感じた。これまでは,早く作業を終えたいという焦りやせっかちな性格が災いし,文章を読めば分かる部分を読み飛ばしていたり,理解が浅いまま作業に取りかかったりして失敗することが多くあった。
その文章が言わんとしていることを自分なりに徹底的に考えて,疑問を解決しながら仕事を進めることが,確かな成果につながるのだと認識することができた。
これは,文章に限らず,日常の会話でも同じことが言えると思う。文章はもちろんのこと,普段の自分の話し方が相手に伝わりやすいものであるかどうかを考えるようになった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 最初は,「要約なんて課題は簡単だろう」と思っていた。
しかし,読み込むうちに,何となく「ここは大事だろう」というのは分かるのだが,与えられた条件の中でまとめるのは深い理解と読解力が求められていることが分かった。
自分なりに考えて,要約をする上で,これ以上考えたことはないというくらいに頭を使ったと思う。書いては書き直しの連続だった。受講中に学んだ知識を生かしながら,「これで大丈夫だ」というくらいにした状態で提出した。
A.3-2 「授業後」 他の受講生の要約を読んで,よくない点は概ね分かったが,よい点は指摘されるまで分からなかった。
また,自分の要約には肝心な点が一つ抜けていたところがあり,よくよく考えてみたら,やはりその部分は重要だったのだなと悔しくてしょうがなかった。しかも,その部分はまったくノーマークだったため,自分の文章の読み方がいかに不足していたかということを感じた。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 これまでに受けたことのない講義だった。文章に対する考え方が大きく変わった。文章のどの部分が重要なのか,おもしろいのか,注目されるのか。これまでは文章を書く際も,メールを打つ際にも,何となく書いていた。このような姿勢を大きく見直し,普段からの取り組みをきちんとしないと文章力は向上しないのだと感じた。
文章に限らず,日常的なコミュニケーションの取り方も気をつけるようにしたい。相手の感情や気持ちを汲んだ伝え方をしないと,相手に伝わらないばかりか,失礼に当たることがあるからだ。このような点は,私自身にまだまだ欠けているところであり,これから一生かけてでも身につけていく必要があると思う。
このように感じながら,予習不足だった点は否めない。事前に渡されている課題文をきちんと読み込み,自分の考えを持って講義に臨むべきところを,表面的に少し読んだ程度で講義に入ってしまったのはもったいない以外の何ものでもなかった。講義中の自分の指摘は,妥当なものだったか,核心をついたものだったかというと,決してそうだとは言えないと思う。むしろ,読み方が浅いことを露呈してしまったものだった。他の受講生に迷惑をかけてしまって申し訳ないと思ったことも多々ある。
この文演を通して,仕事を含め,自分の普段の物事に対する姿勢を大きく考えることになった。いみじくも,要約で与えられた文章中に書かれていたことは,まぎれもなく私自身の普段の姿勢に対する警告だったと感じている。自分自身の担当していること,やっていることについて,説明すらできない状態で,漫然とこなしているだけの自分に憤りを感じている。
ここで学んだことを必ず今後の人生に活かしていきたいと強く心に誓った8回だった。
Aさんの人柄がそのまま出たアンケートになっています。実名非公開「アンケート」に、このぐらいの熱を出せるなら、きっと他でも、です。
一事が万事です。
クリエイトで速読に挑戦している生徒さんは、2011-06-17 「今自分ができる最高のものを目指すという考え方」をぜひ熟読していただきたいです。
Aさんです。
とくに、30回・50回部分がであります。
真
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