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集中力がつく。学習能力が上がる。本が好きになる。速く読めるようになるの一石四鳥の体験ができるのである

 SEG「速読による能力訓練」D2ターム(3/25~3/29)から、アンケートを長時間書いていた開成君の全文です。

 さすがSEGも、この文章すべてを掲載できないでしょうから、ここに。


 C3タームの順からするとF君となるのですが、歴代最長執筆時間ということで、敬意を表し「開成君」とします。


          SEGの講習のたびに、速読のチラシが入ってくる。最初は何だろう、と読んでみる。なるほど成功体験談がずらりと書かれている。こういうのって、商売なのか、と変に思ってみたり。それからのチラシは、ああまたか、と思ってゴミ箱へ。でも、今回の春の講習のときのチラシは不思議に目がとまった。そして、不思議に申し込んでいた。何故申し込んだのかはっきり覚えていないが、今思うと、この不思議な行動は、人生の転機になったのではないか。もし、このとき、申し込んでいなければ、普段通りに他講座を受けにきていただろう。そして、すぐに家に帰ってぼーっとする。なにせ家でなにもすることがない。本も読まない。読む時間はいくらでもあるだろうに。
 ちなみに、もう1つ不思議なことがあった。 何故か、受講数日前にキャンセルしようとしたのだ。なんで申し込んだのだろうと。しかし、幸いにもキャンセルしなかった。

 というわけで、1日目は、どんなことをやるのかなと、好奇心一杯で受けてみた。なるほど楽しい。これはイケるかもしれない。しかし2日目、睡眠不足もあったのかもしれないが、記録は伸びなやむ(今思うと、まだ2日目なんだから)。この講座は本当に大丈夫なのだろうかと。だが、3日目から、少しずつ変化した。なんか、本って楽しい。だから倍速読書のときも、速く読むよりかは、楽しんで読んでいたのである。その日の帰り道、図書館に行って、倍速読書の読み終わっていないものを読み終えた。しかも、それだけでは飽きたらず、近くの本屋へ行き、三島由紀夫の「仮面の告白」を読んだ。内容はすさまじかった。本にすいよせられていく気がした。
 4日目、これも3日目と同じで、帰りに本屋へ行って、石田衣良(作家百選に載っていたから?)の「娼年」を読んだ。これは、三島のよりもすさまじかった。頭の中が破裂しそうなくらい、忙しかった。文字をみるだけで、自分が主人公のそばにいて、傍観している感じだった。その晩もすごかった。ねる前にたまたま家にあった「リアル鬼ごっこ」を倍速読書のような感じで読んでみた。自分も逃げるように読めて、面白いのだが、「娼年」ほどではない。作者が若いせいか、多少荒削りなところも感じられた。そしてねようと思ったとき、今日読んだ本のことで頭がいっぱいになり、ねむれなかった。そこで別のことを考えることにした。というのは、自分も頭の中で別の小説を読むようなことをやってみようと(そんなことをしたら、よけいにねむれなくなるだろう、といったところだが、案の定そうなった)。具体的には生まれてから今日にいたるまでをイメージトレーニングすることだった。そして、その後はずっと記憶の中をさまよっていた。で、結局ねたのは、4時だったけど。

 さて、ここまでは個人的な感想だったから、ここからは、この速読講座について感じたことを書いてみようと思う(宣伝にも使えるようにと……(笑))。

 速読をはじめるにあたって、思うのは、速読講座の真の目的は速く読むようにすることではない。もちろん速読というからには、速く読めるようにはなれるが。だが、それは受講した後の結果のことであって、本当の目的は、学習能力を上げるということだ。イメージ記憶やロジカルテストというものは、勉強をする上にあたっては重要だし、何よりも、集中力がつくということである。瞬時に集中する、ということが身についた。短い時間で一気にやるのと、長い時間だらだらやっているのでは、全然違う。そうして、このように受けた結果、本が好きになり、読むのも速くなった。速読できるようになったというのは、この講座を受けてみて自然に身についたものなのかもしれない。だから、講座を受けることで、集中力がつく。学習能力が上がる。本が好きになる。速く読めるようになるの一石四鳥の体験ができるのである(宣伝ここまで)。

 最後に、ぐちゃぐちゃな文体をここまで読んでくださって、ありがとうございました。本を好きになるきっかけをつくってくれてありがとうございました。これからは、いろいろな本を読んでいこうと思います。最後は普通になってしまいましたが、ここらへんで、さようなら。―開成 新高2男子―

 「速読講座」の「本当の目的は、学習能力を上げるということだ」などとはガイダンスなどで言ってないはずですが、言い得て妙であります。

 BTRメソッドの中心を射抜いています。

 この学校は、やはり、いい生徒を集めています。



         「開成君の最終5回目の主なスコア」数字ランダム424041 漢数字一行三→800、一→500、九→200 たて一行ユニット5544 ロジカルテスト16/1717/18 スピードボード5×513/1514/17 イメージ記憶21/40(45秒38/40(30秒)倍速読書17,400字/分・理解度B+ 

 以下は、開成君の記録カードの分間読字数と理解度、そしてコメントです。

 ①2,250字A   久しぶりに頭を使った。漢数字一行Pは、一より三の方が全然できた。スピードチェックは、2回目は1回目よりも、集中力が減っていたので、その分、数が減ったのか。1日目なのにすでに、なにか成長できたと実感できた
 ②
3,000字   けっこうきつかったかも。でも1日目より、幅が広がったので、様々な面で訓練できたと思う。本面白かった。ロジカルテストは苦手かも
 ③
9,000字A- 1日目は好奇心が、2日目にはちょっとした不安になったけど、3日目には確かな自信になった。それに反比例して感じる時間が短くなった
 ④
10,000字A-
時間があっという間。気がついたら終わっている。きのうは帰りの書店で三島由紀夫を1冊読み通した。さすがに難しいので速く読むのは難しかったが
 ⑤
17,400字B+きのうの石田衣良がおもしろすぎたので、きのうは書店で、2冊石田衣良いやー、頭の中が大変なことになって本にとりつかれてしまった。この5日間ですっかり本が好きになった。本屋デビューできそう。5日間ありがとうございました



 開成君の受講前の速読の印象。「サッケイドは聞いたことがあったのか、速読訓練とは、ただサッケイドをひたすらやるものかと思っていた(笑)

 そして、この講習の受講目的。「とにかく本を速く読めるようになりたいというよりは、本を好きになりたいという目的で

 「印象」と「目的」には、来週放送される「ためしてガッテン」を見るひとたちの素朴な気持ちが、簡潔に書かれています。


 受講前「印象」と受講「目的」が、「実際受講してみてどうなったか」の落差がクリエイト速読スクールのトレーニングプログラムです。

 
彼のようなアンケートに魅力を感じるひとが、この教室に集まってきます。

 最近、本は読んでいないけど、自分なりに勉強しているというひとなら、スッとハマっていけるプログラムです。 




                         

               
※クリエイト速読スクールHP                                                                               

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
開成君 (小川)
2010-04-03 14:05:00
松田さん、こんにちは。

〈宣伝にも使えるようにと〉いう開成君の配慮、まさにありがたいですね。文章の締めにも感心させられました。
笑ったのがこの部分。
〈2日目、睡眠不足もあったのかもしれないが、記録は伸びなやむ。この講座は本当に大丈夫なのだろうかと。〉
そう思った時に投げ出してしまうと、本当にもったいないですよね。

最後に、アンケートの下から三行目〈いろいろな本を読んでいこいうと〉のところ、〈い〉が一つ多いです。ではまた。
 
 
 
開成君2 (もも)
2010-04-03 21:38:01
こんばんは
開成君。かなーりおもしろいですね。
フツーにしゃべってるように書いていて、
ひょひょっと本質的なコトが書かれてる。
わたし好きです。こういう文章

「最後は普通になってしまいましたが…」
この最後の一文には、思わずにんまりでした
これで16歳って…楽しみだなぁ。

 
 
 
開成君3 (古い生徒3。)
2010-11-21 03:22:32
 あ、どうも。タイトルは小川さんとももさんに
便乗です。(当たり前ですが、自分の「3」に
かけているわけではありません。)

 それにしても本当に楽しいアンケートですね。
内容はわかり易く、テンポもよくて読者を
ガッチリひきつけていると思います。

 個人的には「ちなみに」「というわけで」
「ここらへんで」など、自分の好きなフレーズが
登場していて、勝手に親近感を覚えてしまいました。
(開成君ゴメンナサイ。)

 一石四鳥もなるほどな~、と思いました。
たしかにお得ですね。ただ自分の場合、学習能力とかは
微妙です。その代わり、およそプログラムとは
関係の無い効能を得ることができました。まぁ
人生相談とかでしょうか?

 あとひとつ思ったのは!レッスン終了後に
お疲れ宴会をしているようではダメなんだな、と。
そりゃそうですよね。ちょっと控えようかな?
周囲のまじめな生徒さんを見習って。(これでも
一応、レッスン中だけは大まじめです。)

 今夜はこのへんで。おやすみなさい。
 
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