連立方程式と行列
z1=Ax+By
z2=Cx+Dy
これはxとyを変数とする2元連立方程式ですね。A、B、C、D、は定数(パラメータ)です。この連立方程式を行列(マトリクス)で表記すると上図のようになります。
意味は、変数xをAとCに掛け、変数yをBとDに掛け、A項とB項を加算すればz1になり、C項とD項を加算すればz2になるということです。これは決めごとであり、また慣れです。おぼえましょう!慣れましょう!この行列を使うと、次に説明する2端子対回路(4端子回路)を考える時に、とても好都合なのです。
2端子対回路
2端子対回路(にたんしついかいろ、4端子回路とも)は、入力端子対と出力端子対の2組の端子からなる電気回路またはデバイス。 例えばトランジスタ、フィルタ回路などがある。2端子対回路の分析は1920年代にドイツ人の数学者Franz Breisigによって研究が始められた。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』)
2端子対回路は、入力と出力の「電圧と電流」の関係に着目し、入力と出力の間にある回路を「ブラックボックス」として、内部は特有のパラメータで示します。このパラメータが決まると、回路の細部を考える必要が無くなり、回路の分析を単純化できるのです。
2端子対回路で入力と出力の電圧と電流の関係を示すパラメータの種類として
「Zパラメータ」◎
「Yパラメータ」
「hパラメータ」◎
「gパラメータ」
「Fパラメータ」
があります。これらのパラメータは行列で表現されます。
図の2端子対回路において
vi:入力電圧
vo:出力電圧
ii:入力電流
io:出力電流
A、B、C、D、はブラックボックス内のパラメータです。
Zパラメータ
下図が「Zパラメータ」です(インピーダンス行列:Z行列)。
この行列を連立方程式に変換してみましょう。
vi= Z11・ii + Z12・io ―――①
vo= Z21・ii + Z22・io ―――②
式①は入力電圧に関する式、式②は出力電圧に関する式であり、すべてのZは「電流」と掛け算されその加算値が「電圧」であることから、Zはインピーダンス(Ω)であることが分かりますね。
関連記事:「hパラメータとトランジスタ等価回路②」2009-11-07
z1=Ax+By
z2=Cx+Dy
これはxとyを変数とする2元連立方程式ですね。A、B、C、D、は定数(パラメータ)です。この連立方程式を行列(マトリクス)で表記すると上図のようになります。
意味は、変数xをAとCに掛け、変数yをBとDに掛け、A項とB項を加算すればz1になり、C項とD項を加算すればz2になるということです。これは決めごとであり、また慣れです。おぼえましょう!慣れましょう!この行列を使うと、次に説明する2端子対回路(4端子回路)を考える時に、とても好都合なのです。
2端子対回路
2端子対回路(にたんしついかいろ、4端子回路とも)は、入力端子対と出力端子対の2組の端子からなる電気回路またはデバイス。 例えばトランジスタ、フィルタ回路などがある。2端子対回路の分析は1920年代にドイツ人の数学者Franz Breisigによって研究が始められた。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』)
2端子対回路は、入力と出力の「電圧と電流」の関係に着目し、入力と出力の間にある回路を「ブラックボックス」として、内部は特有のパラメータで示します。このパラメータが決まると、回路の細部を考える必要が無くなり、回路の分析を単純化できるのです。
2端子対回路で入力と出力の電圧と電流の関係を示すパラメータの種類として
「Zパラメータ」◎
「Yパラメータ」
「hパラメータ」◎
「gパラメータ」
「Fパラメータ」
があります。これらのパラメータは行列で表現されます。
図の2端子対回路において
vi:入力電圧
vo:出力電圧
ii:入力電流
io:出力電流
A、B、C、D、はブラックボックス内のパラメータです。
Zパラメータ
下図が「Zパラメータ」です(インピーダンス行列:Z行列)。
この行列を連立方程式に変換してみましょう。
vi= Z11・ii + Z12・io ―――①
vo= Z21・ii + Z22・io ―――②
式①は入力電圧に関する式、式②は出力電圧に関する式であり、すべてのZは「電流」と掛け算されその加算値が「電圧」であることから、Zはインピーダンス(Ω)であることが分かりますね。
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