![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/9f/3d367ccd7aa7509cb00ff4675f20e8d6.png)
「動作の確認」
フィードバック抵抗を2kΩと1kΩとし、+入力単に図のようにプラスマイナスに振幅するsin波形を入力してみます。入力がマイナスになればQA、QBのエミッタ電圧が下がり、QBのVbeが大きくなりICが増加して出力(OUT)が下がります。そのまま下がり続けて、入力電圧が-1Vの時に出力電圧が-3Vになれば大成功ですが.....。
おっと、出力電圧は0V近辺で頭打ち、というかお尻打ちになってしまいました。よく考えればこれも当然です。入力電圧が-1VのときはQA、QBのエミッタ電圧は-1.7VですからQBのコレクタ電圧は-1.5V辺り以下には下がることができません。ということはダーリントン接続のVbeの電圧降下、約1.4Vを足すと出力はほぼ0V辺りであり、これはどうあがいてもマイナス領域に立入ることは無理です。う~ん残念。さてどうしたものでしょう。
QBのコレクタ電圧が入力電圧以下に下げられないことが問題なのですから、プラス電源電圧近辺からマイナス電源近辺までスイングすることのできるコレクタ電圧をこの回路の中に何とか作ってやればいいわけですね。というわけでトランジスタをもう一つ追加してみましょう。
関連記事:
オペアンプを作ろう④ これでどうだ! 2010-05-27
オペアンプを作ろう② マイナス出力_1 2010-05-21
フィードバック抵抗を2kΩと1kΩとし、+入力単に図のようにプラスマイナスに振幅するsin波形を入力してみます。入力がマイナスになればQA、QBのエミッタ電圧が下がり、QBのVbeが大きくなりICが増加して出力(OUT)が下がります。そのまま下がり続けて、入力電圧が-1Vの時に出力電圧が-3Vになれば大成功ですが.....。
おっと、出力電圧は0V近辺で頭打ち、というかお尻打ちになってしまいました。よく考えればこれも当然です。入力電圧が-1VのときはQA、QBのエミッタ電圧は-1.7VですからQBのコレクタ電圧は-1.5V辺り以下には下がることができません。ということはダーリントン接続のVbeの電圧降下、約1.4Vを足すと出力はほぼ0V辺りであり、これはどうあがいてもマイナス領域に立入ることは無理です。う~ん残念。さてどうしたものでしょう。
QBのコレクタ電圧が入力電圧以下に下げられないことが問題なのですから、プラス電源電圧近辺からマイナス電源近辺までスイングすることのできるコレクタ電圧をこの回路の中に何とか作ってやればいいわけですね。というわけでトランジスタをもう一つ追加してみましょう。
関連記事:
オペアンプを作ろう④ これでどうだ! 2010-05-27
オペアンプを作ろう② マイナス出力_1 2010-05-21
だから入力にPNPを使う・・・というのが昔からよくある方法です^^;
やはり±電源近辺までスイングする2段目がどうしても必要になるのではないでしょうか。
東芝の古い半導体データブックの応用回路例にオペアンプの回路がたくさん載っていました。
古典的かもしれないけど、そういうのだけは古い資料が役に立つと思います。
昔はトランジスタでオペアンプを構成するのは当たり前でしたから・・・。
真空管のオペアンプ(つまり、アナログコンピュータ)っていうのもありまして、高校の実習でもお世話になりました。
真空管のオペアンプですか。それはさぞかし、でっかいものだったんでしょうねえ。それでも当時は重宝したことでしょうね。
その昔「タイムトンネル」という米国のSFドラマがありましたが、部屋全体がコンピュータのオペレーションルームの映像が印象的でした。あれはたぶん、真空管コンピュータなんでしょうねえ。
中身はアンプがひとつだけで、結線をオモテのパネルで変えるだけでしたから・・・。
電圧計と電流計だけは「表示値がデカイ」というのが特徴ですかね?
30ボルト+20ボルトは?出力に50Vが出る・・・という具合です。ただそれだけです。
パネルの大きさは・・・30~40センチ四方くらいだったと思います。ただ、重かったですけどね・・・。当時80万くらいしたとかしなかったとか・・・。
されど真空管。ディジタルの世界での存在価値はもはやありませんが、アナログ、つまりオーディオアンプの素子としては最高級を誇るんですよね。トランジスタアンプは真空管の音を目指しているとも言われます。
これもディジタルとアナログを象徴的に示していますねえ。