遠くに目をやる １

彼は同期から仲間外れになっていた。だから立ち飲み屋に誘った。

　ふさぎ込んでいる人に言いたいことはただ一つ。「遠くに目をやろう」　こういう人はだいたいきまって本の読みすぎである。人間の目はそんな近くに焦点を合わせるようにはできていない。だから宙を見つめると安らぐのである。

「アランの幸福論」より

現実を受け入れる

彼はいった。四ツ橋会は素晴らしいと。３年前友を送った。みんなでお金を集めて贈り物を送った、別れの日、皆が集い記念写真を撮ったと。

どんなに努力しても人生とは不確実であり、ときには痛みや困難、損失を伴うことがある。それらのことを好きになる必要はないが、現実を受け入れて、できるだけうまくしなけれならない。
変えることのできない困難な状況になったときは、人生は公明正大であることを思い出そう。人生は不公平なように見えるが、実際はそうではない。自分が犯した間違いから学ぶ人と学ばない人がいるだけなのだ。
現実を直視しよう。変えることのできない現実は、受け入れる以外に方法がない。変えることのできない現実を変えようとする危険であり、間違った信念に基づいて行動し続けることになる。
自分が犯した間違いから学び、変えることのできない現実を受け入れる。

「うまくいっている人の考え方」より