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ケータイ機種変更により、以降の画像はムダに大きく表示されてしまいますこと、ご勘弁のほど…
中川李枝子さく・大村百合子え 福音館 1962年
おぎょうぎの悪い、きかん坊のしげるが通うちゅーりっぷほいくえん。
でも、先生も、お母さんも、「しげるちゃんっ!」と、イエローカードを出しはするけど、
ぎゅううと上からレッドカードを出しはしない。
ほしぐみさんの男の子たちが積み木の船でくじらとりにでかけたり、
何から何までちこちゃんの真似をしなくてはならなくなったり、
こぐちゃんが保育園に訪ねてきたり、
おおかみが美味しそうなしげるを食べようと企んだり、
くろい山の子鬼に助けてもらったり。
そして、ついに、「いやいやえん」へ入れられてしまうしげる。
なにをしたってかまわない「いやいやえん」の中にあって、いろんなことがキチンとしているちゅーりっぷほいくえんが恋しくなってしまうしげる。
ま、そんなこんなで明日っからまたちゅーりっぷほいくえんに行くようになったって、そうそうコイツの根性はかわりゃしないだろうけど。ってゆうか、変にはかわってほしくないけど。
秀逸なのは、こぐちゃんの章。
お山に住んでるこぐまのこぐちゃん。
口に出して言ってみて下され、ハイ、「こぐちゃん」
魔力のような名前っす。
小沢一郎も、酒井法子も、「こぐちゃん」と、ひとこと大きな声でこぐちゃんを呼んでみてほしいです。
何物にも負ける気がしない、脱力のかわいさオーラに包まれる気がします。
もう一度、ハイ、「こぐちゃん」
ちなみに画像は、パンツをかぶってシャツをはいてしまってのたうちまわっているこぐちゃんの図です。
この一枚に、大村百合子画伯の才能が凝縮されている!
とはいえ、上記状況を知らずに見ると、何の絵だかわかりませんが(笑)
ところで、1962年刊行のこのオハナシ。
今の子には、注釈なしでは「?」な表記もそこここに。例えば、
みんなは、ごふじょうへいってから、ぼうしをかぶってそとへでました。 とか、
「わがはいは、たんげさぜんである」 とか。
それでも、何度版を重ねようとも、注釈など付けずにいてほしい…
何十年たとうと、聞かれた大人が答えてあげたいものです。ごふじょうと、たんげさぜんを。
Re5冊目 (全36冊目)
そのうち息子と一緒に読めるかもしれません。
ちなみにだんげさぜん、そんなのあったっけ?とすっかり忘れてました 。ちゃんと意味を説明してあげられる大人になっていないといかんなぁと思いました。
たんげさぜんはね、いやいやえんで、しげるがもっとワルガキのえむちゃんとチャンバラするときのセリフですよー
さてさて、私の「いやいやえん」は、実はオールぬりえをしてしまい…いやはや…長じてから後悔しましたが時すでに遅し。手放しました(泣)
こぐちゃんの持ってる「赤いバケツ」を赤くしたくてねぇ…
そんな時代がアタシにもございました(笑)
永遠の名作ですね。
あたしゃそのうち「孫」に読み聞かせますわー