
眠っていても、これがかかると「なぜか目が覚める」っていう曲、ありませんか?
15曲目になると、どんな朝でもなぜだかむっくりと起きあがる、という僕の習性をさっちゃんは発見したらしい。
春先から夏にかけての朝の食卓にはしょちゅうこのCDがかかっていました。
ブリュッヘンの「涙のパヴァーヌ」リコーダー名曲集。
朝食を準備し始めて、15曲目前後でできあがる。
ちょうどそのころ、僕が「おはよう」と2階からおりてくる。
それから食事を終えるまで、の時間をちょうどいい感じでカバーするのです。
僕自身もうすうすはそれに気づいてて、あるときあらためて15曲目を聴きなおしてみました。「恋するうぐいす」のタイトルがついた15曲目。クープラン作曲のリコーダー曲で、リコーダーのソロにささやかなチェンバロの伴奏が寄り添う、たったそれだけのいたってシンプルな曲なのです。どのあたりに僕を目覚めさせる鍵があるのか?については、いまだによくわかりません。が、誰かを呼んでいるようなフレーズに身体が反応してしまうのかも?という推測にいまのところは落ち着いています。
春先「にぎやかすぎる!」ほどに遊びにきていた鳥たちも、このごろの暑すぎる空気のせいなのか、声を聞かせに来てはくれません。暑い空気はいまだに消えないけれど、秋のにおいが混じる風が吹いてきたこともあってか、またこのCDが朝にかけられるようになりました。すると、また鳥の声が聞こえはじめてきたような。。。庭に遊びにきていた鳥たちは、ひょっとしたらクープランの旋律に誘われていたのかも?
この曲とは正反対の効果を発揮する音楽もあります。
聴きはじめて少しするといつのまにか眠ってしまっていたっていう曲。。。催眠効果がバッチリの。
こういうのって、あんまり個人的なことではないような気もするのだけど。。。どうなんでしょね?