シーラカンスの憂鬱

照る日もあれば、曇る日もあるんだし…

『ホーホケキョ となりの山田くん』

2004年11月06日 | アニメーション
   『1999年7の月
    空から恐怖の大王が舞い降りて
    アンゴルモアの大王を甦らせる。
    その前後マルスが幸福に世界を支配するだろう。』
                   『諸世紀』第10章72篇より引用。

現在では、
すでに懐かしい感じもするこのノストラダムスの大予言
予言を信じる人も信じない人も
【世紀末】というある種特異なムードの中、
日々の生活に追われていました。
そして時折、
テレビや新聞・雑誌などのメディアが
ノストラダムスの大予言を
視聴者に煽る様に番組や記事を垂れ流していました。

まさにこの頃、
世紀末のそんなムードを一蹴する様に、
スタジオジブリから新作のアニメーションが劇場公開されました。

ホーホケキョ となりの山田くん

『ホーホケキョ となりの山田くん』
1999年7月17日公開。

スタジオジブリで宮崎駿監督とツートップを成す高畑勲監督の新しい挑戦。
作画枚数は、映画『もののけ姫』を超える15万枚!
この作品からスタジオジブリは、本格的に【デジタル加工】を
作品に取り込んでいく事になります。

僕はこの映画を劇場で観たんですが、
【動く水彩画】と呼ばれるフルデジタル処理された映像に感動しました。
見た目は、単純で素朴な映像です。
「つまらない。」と言う人もいます。
短いエピソードの積み重ねで、テーマやメッセージ性もありません。
でもでも、
もう5年も前に観た作品なのに、
エンドロールが流れた瞬間の気持ちを覚えています。

   「もっと観た~い!
    もっともっと山田家のエピソードを観たい!」

ほのぼのとした暖かくて優しい空気に包まれていた時間。
こんな気持ちにさせてくれた映画は久しぶりでした。

   「家内安全は、世界の願い。」

嫌なニュースばかり吹き荒れるこのご時世、
まだ観た事の無い方には是非観て頂きたい作品です。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔します (ねこ飯)
2004-11-07 16:53:26
はじめまして。

コメント、ありがとうございました。

お蔭さんで、我が家は、「家内安全」です。

返信する
こんばんわ。 (allen)
2004-11-07 22:40:58
「となりの山田くん」は素晴らしい作品だと思います。ほのぼのしてて。

高畑さんの作品は宮崎さんと違った暖かさがありますね。



それとこの度、ブログをgooからlive doorへと変更しました。

これからはlive doorの方でやって行きますので。ヨロシク。
返信する
☆こんばんは☆ (coelacanth0707)
2004-11-08 23:22:03
ねこ飯様♪

allen様♪

コメントありがとうございます。



高畑勲監督のオリジナル作品で

『となりの山田くん』の様な【動く水彩アニメ】を

観たくなりますね~。

返信する