感性品質（パーシブド・クオリティ）

2001年に日産自動車は
「パーシブド・クオリティ部」なる
部署を作ったらしい。

当時、日経などで発表していた。

これは、要約すると
「その商品をみた瞬間に惹き付けられるかどうか？
そして長く使ってもユーザーをがっかりさせない、
ユーザーの感性に訴えかけ、かつ品質が比例する」
ようなことの開発、企画推進を目的にした部署であるという。

免許もないのに、
なぜか10年にわたり、車のH、T、Nの3社のメーカー
/ディーラーの広告に深く関わって来た私は
「ほお？」と興味をそそられた。

たしかに、スカイラインが好きとか、RX7がいい
とか、性能の問題もあろうが、そんなこと抜きに
スタイルや自動車の「憧れ」の部分で
惹き付けられる車は「感性」の部分で
判官びいきしているファン層が少なくない。

ギターでいうと、
「マーチン」とか「ギブソン」とか
そんな感じか。

「エモーショナルな要素」
「消費者の購買行動をいっそう高める要素」
ともある。

これは、車に限らず、
いろんな製造業にあてはまりそうだ。