セルフ散髪への挑戦

　髪用はさみを一本買った。繊細に使い分けることもなく、ただの一本での挑戦である。

　やってみると、まず、眼鏡を外さなくてはいけないことがわかる。そして、鏡で前後が逆転することへの不慣れからくる不自由さと、片側は利き手でないほうを使わざるを得ない不自由さと、そもそも後ろは見ることもできないことに気づく。

　もしかすると、無理なのではないかとも思う。