エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

縮尺がギクシャク

2005年11月26日 | CG
車のミニカーやプラモデルには縮尺が書いてありますが
実は、そのままの縮尺ではありません。

たとえば1/100縮尺のモデルは、横は1/100ですが縦は違います。
縦は、横よりもわずかに小さくなります。
縮尺度が大きいほど(つまりモデルが小さいほど)その差も大きくなります。
つまり、現物よりは平べったくなっているわけですね。

なぜ、縦横の縮尺率が異なるのか、と言いますと、
実寸のまま縮小すると、「ずんぐりむっくり」に見えてしまうからなんですが、
実はこの現象、CGの中でもおこります。
このため、CGパースに車を入れるときは、わずかに車をつぶします。

彼女が、写真うつりを気にして
「私、こんなに太ってるかなぁ?」と聞かれたときに、
この理論を話してあげると、とても安堵してくれます。
ぜひお試しください。
パノラマ写真なら、この理論はさらに説得力があります。

ん?縦よりも横?

まぁまぁ。深く考えないで。

そもそも、彼女の隣に写っている「ミッキー」や「プルート」がまともに縮尺されていることに
普通は気づきそうなものですが、すでに「CG」というハイテクな単語が彼女を混乱させておりますので
そこまで思考が至りません。
たいてい「ああ。そうなのね」と、納得してくださいます。
女性はもともと、こうしたことに「ひいきめ」に捉える傾向がございますから
自ら墓穴をほるようなことは本能的に避けて通ります。

もし、彼女がこの理論の「おかしさ」に気づかれたなら、
写真を横にして見せて「ほおら」と言ってあげればいいのです。
もし、この段階で「なあるほど!」と、彼女が納得したなら、彼女はそれなりの「アホ女」ですから
別れるかどうかの基準としても使えます(笑)。

なお、当ブログの内容に関して、個人的にいっさいの責任は負いませんので念のため。

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